朝飯を作ろうとして、チルド室に、鯛の切り身があるのを発見。 あー…いつのだっけ。 まあ、いつのでも、チルドだし、大丈夫だろう。 と、思って、丁度、米を研いだばかりだったので、醤油と昆布入れて、鯛飯にしてしまうことにした。
大変美味しくいただいている最中に、口の中で、
ぱきっ
と、音がした。
骨かと思って出してみたら、欠けた奥歯だった。 ありゃー……
しょうがないので、歯医者に行こうとしたが、いつものところはまだ開いてない。 出かける予定があったので、開いてる歯医者に入ると、朝一番で待っている患者もいなかった。 待ち時間殆ど無し、問診票書いて、治療。 簡単に説明しつつ、ちゃっちゃと削って、詰めて、カチカチ噛んで、なんかあっためて、終わり。 これで終わりで、もう来なくていいと言う。
おお。早い。早いぞ。うれしいぞ。
と、思っていたのだが……出先で、遅い昼食を食べようとしているとき。 わたしが注文した海鮮丼がなかなか来ないので、ランディが、雉焼き丼の上の肉を一切れくれた。 おお。美味いではないか、と思いながら普通に噛んでいると―――
ぱきっ
そして、朝、歯に詰めたばかりのものが、口の中でじゃりじゃりと…… そんなに硬いものは喰ってないぞ。
なーにが、「これで終わりです」だよ。 まあ、確かに、二度と、今日行った歯医者には行かないが。
|