2001年11月14日(水) |
自由という言葉の意味 |
突然だが、「フリーマーケット」という言葉は、「free market」ではないと、御存知だったろうか?
実は、「flea market」と書き、fleaは蚤を意味し、「flea market」は、そのまんま、『蚤の市』と直訳する、ということを知り、だれかと、どっかのフリマに行ったときには絶対これをひけらかしてやりたい、などと手ぐすね引いてるのだが、みんな知ってたら恥ずかしいので、やめとこう、などと思うわたしは小心者である。 『蚤の市』という言葉が、元々日本にあった言葉でなく、フリーマーケットから来ているらしいとは真剣に知らなかった。 うーん。日記を書こうとして、ひとつ賢くなった。 ……恐らく、誤解したままでも、何等不自由はなかっただろうけど。
本筋には、まったく関係ないので、それはこっちに置いといて。
突然だが。 何度か足を運ぶうち、スターバックスの流儀にも慣れてきて、注文のときに、「バニラシロップをココナッツシロップに変えて下さい」とか言えるようになってきた。 「これって、確か甘かったよな。て、ことはシロップ入ってるよな。シロップ変えてって言っても大丈夫だよな」とか、最初は結構びくびくものだったのである。 ……だからわたしは小心者なんだってば。 実際は、砂糖の入ってないような飲み物を頼んでも、(50円増しになるが)シロップは入れてもらえるのだが、それもこっちに置いとこう。 詳しくもないのに、これ以上語ると、
「お前は、本当にココナッツシロップ入りキャラメルマキアートを飲みたいのか、と問いたい。小一時間問いつめたい。お前、ココナッツシロップって言いたいだけちゃうんかと」
などというツッコミも来る可能性が無いでもないし。 …………判る人だけ判って下さい。
さて、ココナッツシロップ入りキャラメルマキアートを頼んだ後、ついでに「無脂肪乳で」と言えば、「ファット・フリー」。 (よし。やっと本筋に戻って来たぞ) そういえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の、マイケル・J・フォックス演じるマーティー君は、50年代アメリカで、「ペプシ・フリー」(0kcalのダイエットペプシ)を注文して、「ペプシは無料(フリー)じゃねぇ」と店員に突っ込まれてたな。
此処まで、だらだらと書き連ねて来たが、本来、今日の日記は、次のようなものであったはずなのだ。
ダイエット関連の記事や、それを意識した商品の説明では、よく、「カロリー・フリーだから安心」とか、「ファット・フリー」とかいう言葉を見聞きする。 この場合のfreeは、「〜を含まない」という意味らしい。 通勤途中にある、商店街の入り口近くの薬局に、気になる貼り紙がある。
『スリムフリー』
スリムを含まない?なんじゃそれは。 「痩身から自由に」ってことで、ダイエットはやめようと言うことか? それとも、どーーーーーーっしても、太れない体質の人に脂肪をつける食品か? そんなもの欲するのは小兵の力士くらいのものではなかろうか。 やはり、これは、ダイエット食品の名前なんだろうなぁ。 だれがこの名前考えたんだろう。 商品化する前に、だれか指摘しなかったのだろうか。
バイトは一段落した。 わたしたちがやっていた作業は終わり、他の作業は人手が足りているので、暫くは、お呼びがかからないと思われる。 これで、当分は、あの倉庫に行くことはないのだろう。 と、いうことは、あの貼り紙の謎も、当分解けないということか。 いや、仕事がつづいてたって、名前の由来なんか確認することはないだろうから、永遠の謎か。
たった、これだけの文章を書きたかったのだが、ふと「万が一、freeという単語にわたしの知らない意味があって、『スリムフリー』というダイエット食品の名前に矛盾がなかったら拙いな」と思ったので、infoseekの辞書で調べてしまった。 ああ。そうだ。わたしは小心者だとも。 悪いか。
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