2001年10月18日(木) |
己のへたれっぷりに涙目 |
バイトから帰ると、ランディがお風呂を沸かしてくれていた。 タイトルも知らない演歌の「お酒飲まなきゃいい人なのに いい人なのに」という歌詞を思い出す。 じんじんする足の裏と、浮腫んだふくらはぎを湯船で揉みほぐし、はぁぁぁぁぁぁぁ〜〜っと、何度もためいきをつく。 風呂から上がったら、「どっちの料理ショー」をやっていた。 博多ラーメンと札幌ラーメン対決。 見ているうちに、やたらとラーメンが喰いたくなった。
「……行こうか」
と、いうことで、どっちが勝ったのかも確認せずに、一番近いラーメン屋に。 ランディが味噌チャーシュー、わたしが塩チャーシューを注文。
「ビール、飲まないの?」
酒やめてるのを知ってるくせに、待ってる間にそんなことを言い出す。
「いいじゃん。仕事してんだから。身体動かしてんだろ?一杯くらい平気だよ」
いい、いらない、と言ったものの、結構込んでいるためか、ラーメンはなかなか来ない。 仕事で疲れきった後の、風呂上がり。 熱々のラーメンの上には、分厚い焼豚六切れが載っているだろいう。
…………
二分後、テーブルの上には、スーパードライの中瓶一本と、お通しの豆腐と、グラスが各ふたつ……
わたしは本来、ビールは好きではないのだが…… 美味しかった。 めちゃくちゃ美味しかった。
後二日で禁酒二ヶ月だったのに、またゼロからスタートである。
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