小泉首相の苦渋の選択というやつだったのだろう。 旧日本軍兵士も、戦争の犠牲者には違いない。 わたしとしては、頑として15日に参拝して欲しいところだったが、仕方がないの かもしれない。 問題は、戦犯も一緒くたになってるってことなのだろうが…… 悪神も、鬼神も神として祀る、日本という国は、他国からは判りにくいのかもしれ ない。 かつて、菅原道真も祟りを為した悪霊であった。 怪談の代名詞、お岩さんも、今は神さまになっている。 日本全国に無数にある稲荷神社のお狐さまだって、人に憑いたり祟ったりする神さ まである。 出雲の大国主に至っては息子たちと共に、天から降ってきた神々に背いた神さま だ。 日本は、悪霊や悪神と徹底的に闘って滅ぼしてしまうのではなく、おとなしくして いてもらうために、大切に祀ることが多いのである。 外国に、そういうことを理解してもらうところからはじめるにしても、その課程 で、いろいろと誤解が生じるんだろうなぁ…… さほど遠くない隣国からでさえ、理解されにくい思想や文化を持ってるのに、「亜 細亜はひとつ」なんて言って戦争はじめたのは、はっきりきっぱり間違いだったよ なぁ……日本。
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