いなり寿司中毒は、一応の終息を見たようだ。 昨日の日記に書いた予定通り、本を見ながら、自分で作ってみた。 寿司飯にするからというので、ご飯を炊くときに水を少なめにしたせいで、ちょっ とばかり歯ごたえがありすぎたが……ま、初挑戦ということで、自分で自分を許し てあげたい。 レシピでは、胡麻だの干し椎茸だのを入れるとあったが、胡麻は切らしていたし、 椎茸は好きではないので省略。 代わりに、寿司飯に、錦糸卵と紫蘇を刻んだものを混ぜ込んだ。 甘く煮含めた油揚げにそれを詰め込んで完成。
そうか。いなり寿司って、こうして作るものだったのか。 材料は油揚げと米。 卵も紫蘇も、冷蔵庫のレギュラーメンバーである。 調味料も、普通に台所にあるものだった。 が、今まで、作ったことは一度も無かった。 「よく口にするが、自分では作らないもの」を作ってみると楽しい。 皮から餃子を作ったときも、スパイスをブレンドするところからカレーを作ったと きもそうだったが、手品の種明かしを見るような気がした。 大体に於いて、「意外と簡単」なのだが……今回のいなり寿司の種明かしに関して は、使う砂糖の量にびっくりした。 いつまでも、いなり寿司中毒やってると、えらいことになりそうな量だった。 いなり寿司ってお菓子だったのか?と思うほど大量の砂糖をぶちこむのである。 治って良かった。……と、いうか、治ったのは、それを知ったのが原因かもしれな い。 種明かししてみて良かった……
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