さーて、困ったもんだ。 覚悟は出来ていたつもりだが、此処までとはなぁ…… タイトルそのまんま、今日は健康診断に行って来た。
前日の食事は9時頃までに済ませ、起床後は一切飲食せずに来いという。 普段なら、そんなことはないのに、水分を摂れないとなると、朝方、喉の渇きで目 が醒める。 胃カメラもバリウム検査もしないんだから、水くらい飲ませろ、と思いつつ、電車 に乗る。 最寄り駅から結構歩いたので辛かった……が、自動販売機の冷たい飲み物が「おね ーさん、僕を買って」と潤んだ瞳で誘うのを振り切って病院に到着。 着替えて、受付に書類を出して、検査開始。 採血のとき、血管が出なくて、看護婦さんがふたりがかりでさすったり、叩いたり するのは、いつものことである。 「手の甲から採っていいですよ」と言ったら「いえ、其処は痛いですから」と言い ながら、腕の関節付近に針を刺し、ぐりぐりと血管を探る。挙げ句の果てに「あら ー、だめねー」と言って針を抜く。 つい眉間に皺を寄せてしまうと、 「針刺されるの、苦手かしら?」 ……「鍼」ならともかく、「針」を刺されるのが好きな人がいるのか?え? 何度も刺されるのが嫌だから、最初から手の甲でいいと言ってるだろうが。 と、思ったら、「手の甲も難しそうねー」 おい。 確かにわたしの血管は引っ込み思案で看護婦泣かせだが、手の甲から採血するのに 手間取った看護婦は今までいなかったぞ。 大丈夫か。この病院は。ひとりは、かなりのベテラン看護婦に見えるのに。 結局、細い管つきの針を注射器にセットして、手首のあたりから採血。 身長、体重、視力、聴力、体脂肪、心電図、胸部レントゲン、その他諸々の検査が 滞りなく終わり、医師の診察。 今日、言われたことを全部書くと、不健康自慢にしかならないので省略。 はい、先生。 総てはわたくしめの不摂生が原因でございます。重々承知しております。 小さなことからコツコツと、己の健康のために邁進いたしますです。はい。
二週間以内に届くという詳しい結果が、まったくもって今から楽しみである。 帰り道で飲んだ冷たい聞茶は実に美味しかった。
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