としょかん日記
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2006年08月21日(月) 「ふにゅう」

さくさく読書が進みますよ。
自分の本のチョイスが良かったに違いない。
ああ違いない。

「ふにゅう」川端裕人
書架整理をしている時にいっつも気になっていたタイトル
「なにふにゅうって?どういうこと?」
とりあえず手にとって見て納得
ふにゅうとは「母乳」ならぬ「父乳」でした
父親だってお乳をあげたいと切に願う父親
気は向かないが立会い出産に望まなくてはならない父親
ママと結婚するという息子に嫉妬する父親
などなどの5つの短編集。

自分に当てはまるところもあってかこれおもしろかったよ
小説なんだけど実際みんなこれくらい悩んでいるんだろうなあと。
特に息子に嫉妬する父親の話
これって程度の差こそあれ結構ある話しなのではないだろうか
子どもの言う事と片付けるのは簡単
大体の子どもが通る道であろうし
大人の階段であろうし
娘もちの自分が一番共感して読んでしまった作品

これを読んで思ったことと実際に育児をして思ったこと
やっぱり父親はあらゆる面で母親には勝てない、いや敵わないということ。


信々 |MAIL

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