日常妄想
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2005年04月15日(金) |
『流れ星か路傍の石か』のこと。 |
+昨夜仕事帰りの○太郎の店頭で聞いて、耳に残ったフレーズ。思わずググってみたミァハですこんばんは ( ̄▽ ̄) THE HIGH-LOWSの "十四才" という曲だった。歌詞はこんな感じ。(例によってうたまっぷ内)>タイトル 作詞・作曲やってる甲本ヒロトって、ハガレンでCOOL JOKEの "UNDO" に曲を提供してた人だよね。初めて "UNDO" を聴いたとき、歌いかたがブルーハーツの人に似てるなぁと思ってたら、実際そうだったのね…… で、解散後にハイロウズに参加したのだとか。はてなダイアリーに解説ページがあったので参照。へぇ〜。
まぁ、以前もへったくれもないのだが、昨日、本当に、自分に "帰ってこれるかな" と、まっさらな気持ちで思いながら書いていたのだったが、なんか、言ったそばからもう駄目かもしんない(苦笑) というか、わたしはもう仕事に関しては今の会社でこれまで通りに頑張って行く自信が無くなってしまったよ…… 別に何かに失敗してこっぴどく叱られたとか、そんなんじゃないんだけど。
自信なんか元々無くて、それでずっと苦しかったわけなんだけど、自信の無さからくる不安を払拭するために、「スキルを身につけないと」とか、「同職の先輩が居たらなぁ」とかずっと思っていて、ことある度に「勉強したい」、「スキルが溜まりにくい」、「独学には限界がある」と会議とかでそれなりに言っていて(苦笑)、自分をどんどん高めて行きたくって仕方がなくって、それは自分自身のためたけでなく、会社のためにもなることだと信じていて、でも開発中心の会社でデザインやウェブ制作といった制作系の仕事をして行くことに、入社当時から葛藤もあって。
ウェブ制作アシスタント、という募集に応じたわけなのだが、開発系なだけに、会社ではウェブをいわゆる "ホームページ作り" という限定されたものではなく、幅広い意味で捉えていて、それこそわたしは、"1/銀河"(銀河分の1。第1期デジコンでの米光さんの言葉から。)しか見ておらず、自分のやりたいことは、その膨大なウェブに関連してくる分野の小さなひとつでしかないことに気づかされた。そして自分は、サイトや画像を作ったりしつつも、この会社にいることは、それらにも関わって行く必要があるのだということを知って行った。
周囲は、ブラウザやプロバイダの立ち上げに関わっていたとか、携帯アプリの創始者だとか、言語を自分で作っちゃうなどという、すごい人ばかり。つい先日、わたしがパソコンスクールのDTP講座でQuark(組版ソフト)を教わったが、高くて自分じゃ買えないし、何年も使ってないので忘れてしまったという話をしたら、「俺、Quarkの説明書書いてたんだよ」、などという事実も発覚したりなど(笑)、この業界に長く居るような人なら名前を聞いたことがあるとか、直接知っている、というような人がかなり居るだろう。<IT業界は長く居る人には結構狭い世界らしい……
わたしは、入社の頃にはサイトを既に運営していて(面接で紹介して、見ていただいた。灰十字を・笑)、例えば掲示板の仕組みとか、サーバって何だ、JavaScriptって何だとか、いろいろ興味があったので、周りの人が優れたエンジニアばかりだということに、とても驚き、関心や尊敬もしたし、数カ月はパート扱いだったけど、そんななかで働けることにやりがいを感じていた。プログラムや言語に関してはぺーぺーで何も知らない自分はわからないことだらけだし、作業種別の違うことから直接関わることは無いのだったが、日々が楽しく充実していた。場違いな自分を「ここに居てもいいんだろうか」と心配したりもした ( ̄▽ ̄)
結局、その入社当時からの心配や葛藤は解消されることなく、年々蓄積して行って、自分のメンタリティを疲れさせる結果になってしまった。今年でもう4年目入ったろうか。好きなことを楽しくしていたはずなのに、いつしか、苦しい面ばかりを見てしまうようになり、また、これは自分の勉強不足、能力不足によるものだが、仕事の効率も上げられず、いつまでも直せない遅刻に関する自分の中のストレスもあり、仕事に対するモチベーションは下降の一途になってしまった。同僚の顔触れは替わっていったが、人間関係に問題を感じたことは無く、人には恵まれていたと思う。<わたしに対して周囲がどう思ってたのかは知らんがね(笑)
デザインや画像の仕事をすることに関して現状を知ったときに、スッパリと転職をしていればよかったのかもしれないとも考える。だけど、選択を過ったとは思いたくないのだ。現在の会社での数年間は、後悔をするようなものではなかったからだ。できればこの先も辞めたくない。そう思える場所だからだ。それでも、何があったわけではないのだが、自分は昨年後半ごろから急にガス欠を起こすようになってきた。ストレスは、仕事だけでなく私生活にもある。それも重なって、仕事に関してふんばりが利かなくなって来た。疲れてしまったのだ。
この先、どうしていけばいいのか自分でわからぬ。社長との話し合いの中で、いくつかシュミレーションしてみれば、と言われたが、社会を知らな過ぎるうえ自信の無いわたしには、自分が成功するためになにをどうしていけばいいのか、どう考えればいいのかがわからない。身の振り方を想像することができないのだ。決断力も無いし、性格に頑固なところがあるくせに、よく考えているつもりでも、そのときの勢いや気分で、ついその気になって結論を替えてしまったりすることもある。
自分のことでいっぱいいっぱいになっているので、メールでは自分本位のことばかりを書いてしまう結果になり、話が拗れてしまう。直接社長と合って話すと、口下手で自分を表現することが苦手で、間を置いて整理しないと深く物を考えたりうまく話したりできないわたしは、上記のように、人の意見でその気になってしまったり、気分屋で単純なところもあるので、元気づけられると大丈夫なように思えて来てしまったり、もーなにがなんだかわからない。自分が本当に病気なのかすらもわからなくなってくる。ただ怠け心が出て来てるだけなんじゃないのか。わがままを言っているだけじゃないのか。
自分は何がしたいのか? 今いちばん望むことは、恐らく何も考えないこと(苦笑) 心身共にゆっくりすること。余裕を持つこと。イラストを描けるようになること。サイト管理を進んで楽しくやること。自信を持てる何かを身につけること。会社にもお客さんにも自分にとっても、いい仕事をすること。現在はそのどれもできないのでね……orz
前日あんなに楽しかったのに、今日は仕事に行けなくなって、朝、携帯に届いた社長からの励ましメールに返事を返して、何度かやり取りをしているうちに、現実や、社長の思いやりに応えられない自分にたまらなくなってきて、朝からボロボロ泣けてきて困りました。親が出た後だったからよかったよ(苦笑) わたしはいったい何なんだ。なんでこんなことになってるんだ。自分はただ、楽しく仕事をしていた頃に戻りたいだけなのに。
思う自分になりたい。けれども、なにもかも中途半端。頑張ればいいって話になるけど、頑張るだけではどうにもならないこともある。一時期憧れていた、本の表紙や挿し絵を描くようなイラストレーターになることもいつしか諦めている。何もしていないし、絵自体、気持ちが向かず、余り描けなくなった。翻訳は今も興味はあるけど論外で(笑)、ウェブ制作や画像制作、それに絡んだデザインも、仕事で本格的にやるようになったのはここ2年ぐらい(?)だけども、行き詰まってしまった。
仕事は、画像に関しては、Flashが使え、今風の絵が描けて仕事の早い、イラストレーターを目指している在宅の若い子がいるし、社内にもFlashの使える人が居る。自分の居る必要性を感じない。そんなのは自分で頑張って作ればいいんだッ!! とは思うけど、仕事なんて急に効率よくできるようになれるもんじゃないし、わたしはニブチンだし(苦笑)、こんなヒューズの飛んだメンタリティをどう頑張れるように持って行ったらいいんだ。気分だけじゃなく、実際に頑張れる(行動に移せる)ようになるにはどうしたらいいんだ?
なんかもう、どこにも行き場が無いような気さえしてくる。全然別の仕事探そっか……なんて、それもヤなんだよね……やっぱ、ただのワガママで甘えたがりなんだよオレは。バカだよ(苦笑)
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そういや昨日、超久し振りに『アンビリバボー』を観たら、実に興味深いネタを放送していて面白かった。「SFだ!!」、「糸胞だ(笑)」、「空中で焼かないと!!」、「創造維持神ッ!?」……黙ってテレビを観られないオレ。シードマスター。初めて聞いた言葉。種の支配者。種を司る者。彗星が病原菌や、生物の進化のきっかけとなるものを地球にもたらしている。そして、その彗星を管理するシードマスターが居る……というのだ。(公式HP) パンピーには想像もつかぬ、知り得ないことを日夜追求している研究者が沢山居るのだろうなぁとしみじみ思った。面白い。SF小説でこんなん幾つもありそう。
そんなところで、そろそろ寝ます。 Sound Horizon2作目は……前作のメジャーデビュー作から聴きはじめたわたしには、ちとパワーダウンしてるような印象で正直パッとしなかった……物語的にも前作のほうが面白みがあったなぁと……前作では、別々の物語が断片的に入っているのが勿体無いと思ったクチなのだけどねorz ……Amazonのレビューや周囲が絶賛の嵐なので逆の感想言い辛い(苦笑) 勉強不足なのかなー。背景をもっと知れば違うかもね(考察サイト)。S堂さんなどはかなりお詳しそうだし…… とりあえず、生ライブ聴けばまた違うでしょうし。楽しみにしてます。
前作にも入っていた "Yield" は、他の曲と雰囲気が違う感じで、楽器遣いがハープにイリアンパイプスと、ケルティック寄りなので、そこが好きなのだけど、生ライブでこの曲やるとしたら、ハープとイリアンパイプスの人も居るのだろうかッ(ドキドキ) イリアンパイプスは、イーリアンパイプともいって、リヴィエラのサントラジャケットでルゥリが吹いてるやつ、あんな感じの楽器ですよ。ルゥリのは口で吹いてるのでいわゆる "バグパイプ" です。イリアンパイプスは、口で吹いて音を出すのではなくて、フイゴ(アコーディオンのフーコーフーコーやる蛇腹のところみたいなやつ)で空気を送って音を出す楽器なのです。練習用でもかなりお高いらしい……しかし、あの牧歌的で哀愁を帯びたような音色がまたいいんですな。習えるもんならこれも習ってみたい……
(0416 03:33 UP)
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