オリから出た日々

2006年02月12日(日) (おそらく)最後の山登り

毎週土曜日に5ヶ所の水位観測孔で水位観測をローカルのエンジニアが役所の人の立会いで行っています。
土曜日の夜にその水位データをチェックしたのですが、1ヶ所だけ水位が上がっているデータがあって、雨の降らない乾期のデータとしては妙なので、念のために今日私が再度確認のために測定してきました。

その再測定しなければならない水位観測孔はLower Damの山の上にある孔で、以前は毎日のように山登りをしていましたが、水位計などを持って登るのは久しぶりでしたね。




水位計と孔口のプラグを開けるための工具です。この工具が太さ2cm以上の鉄棒ですので重いものです。水位計も50mの深さを測れる物で、先端のセンサーで水を感知して音を鳴らすために電線を使っているのでこれも重くなります。この二つを担いで久しぶりに山登りをしたら息が切れましたね。




口元を壊されないように保護するために、コンクリートの壁で囲んだ水位観測孔です。鉄筋をがっちり組んで打ったコンクリートなので、少々ハンマーなどで叩かれてもビクともしませんよ。
左上に以前壊された口元コンクリートの残骸が見えます。鉄筋無しのコンクリートでしたので何者かに壊されてしまいました。




口元のプラグを外しています。保護のコンクリート壁のおかげで、開ける工具が大きくなってしまって重くなってしまいました。
右や上の壁には誰かが叩いて壊そうとした痕が見えますね。




孔の蓋を開けて水位計のセンサーを挿入して水位を測ります。孔の深さは50mほどで、現在は30m弱の深さに水位があります。
雨のほとんど降らない乾期になってもう数ヶ月経つのに上流のダム湖の水位よりかなり高く、山の保水能力というのはすごいものだなと思いますね。




今回がこの山の上に登る最後の機会でしょうから、上流のダム湖の写真も撮ってきました。
去年の雨期の間に貯まった水が見えますが、今年と来年の3回の雨期を経てから、立ち木を伐採して線のように見えるHigh Water levelまで水が貯まるようです。

やはりダム湖の水も富栄養の影響を受けて藻が多いのか緑色の水です。貯め始めた当初は流れ込んだ表土の影響で赤茶色だったのに比べれば、まだきれいに見えますね。

今回でここの山登りは最後でしょうけど、やはり苦労して終えた仕事というのは忘れられないもので、息を切らして登りながら色々な事を思い出したりしましたね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…うな丼
小鉢物…肉団子、牛肉とシラタキの煮物
スープ…トムヤムクン


今回のうな丼のうなぎはあまり入荷量が無かったのか、半身で一人分でちょっと寂しかったですね。置いてある見た目も古そうな山椒の粉の賞味期限は2002年8月と書いていましたよ。腐るものではないでしょうが、香りがほとんど無くなっていました。もちろん使いませんでしたよ。


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