ストライキのおかげで日頃は通らない裏山の道を走っていた時に一緒に乗っていたインド人エンジニアとの話ですが。
「ここの山はトラが出ます」
「トラって、あのベンガルドラ?」
「そうです」
「んー、あれはえーと全て死んだ(絶滅)のではないの?」
「いえ、たまに出るという話です」
「でも村人はそこら辺を歩いてるじゃない」
「日が暮れたら歩きません」
「象も出るし、トラも出るなんて危ないな」
「もっと怖い動物もでますよ」
「もっと怖い?」
「ヒョウです」
「トラの方が強いのではないの」
「ヒョウは木の上でも自由自在だから逃げられないのです」
「あ、そうか。追いかけられた時逃げ場所が無いわけか」
「だから車が故障しても夜は車から出てはいけません」
「誰が出るかい」
噂は尾ひれが付くし、蛇を見たら全てコブラだというような土地柄なのでそのまま鵜呑みにするのはアレですが、話半分としても夜道を走っていてヒョウなんかにゃ会いたくないですな。ネコならうれしいですが。
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