空を見上げて
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2005年03月21日(月) |
祝い卒業!そして、しみじみ・・・ |
私の息子がめでたく本日小学校を卒業いたしました。 先週からインフルエンザA型で、学校も休んでおり、 熱は下がったものの、未だ体調は元には戻らぬままの今日。
うちの小学校は、いつの頃からか小学校の卒業式は 何故かほとんどの子が中学の制服を着て出席します。 そう使わないフォーマルを買わずに済ます為か、 お世話になった小学校の先生達に制服姿を見せる為なのか、 理由は全く分かりませんが、二クラス68名のうち 転校する一人だけがスーツで、後は中学の制服を着用していました。
卒業生入場ですでに泣いているSちゃんのママ(笑) その横で「早っ!」と突っ込むわたくしは冷静すぎます(笑)
卒業証書を一人ずつ頂き、校長の挨拶や、来賓の挨拶、 そして、卒業生と在校生の呼びかけ・・・。
「卒業するお姉さんお兄さん、今までありがとう!」と1年生が言えば 「4月からは立派な2年生になってください」と6年生が言うアレですね。
その呼びかけの途中から、落ち着きなく、動き出す我が息子。 みるみるうちに顔は真っ青! 私は「ヤバイ・・・最後までもつかな・・・」と心配しながら ハラハラして見ていました。 何とか最後まで終わって、教室に戻った息子は冷や汗をかいて 真っ青な顔をしていました。 それでも、その後20分ほど担任のお話などあり、 クラスで写真を撮ろうだとか、 Sちゃん(ちなみに男の子です)と写真を撮ろうだとか、 わいわいやっているうちに、頬には赤みが差し元気になってきました。 母は、ホッとしたよ(涙)
仲良しと教室で写真を撮り、在校生に送られながら玄関まで来て また玄関の外に「卒業式」の看板の前で写真を撮る。
私は、もうくたびれて「さぁ、帰ろう」と言うが、 息子はテンションが上がっているらしく、 「もう少し皆といたい!!」と色んなグループと写真を撮っていた。 私は先に車に乗って待っていたんだけど、 それを見ながら「卒業式」を感じていた。
彼の気も済んで、車に乗り、帰りに夫の実家や私の実家に 報告して帰ってきた。
やっと、お昼ご飯も食べて落ち着いた時、 玄関のインターホンが鳴った。 「電報です」
未だかつて、私は「電報」と言うものを受け取ったことがない。 わけがわからず受け取ると、それは息子にだった。
それも、「ミッキーマウスが電報の筒を持ったぬいぐるみ電報」。 そう、「いいとも!」でよく見るアレである。
『「卒業おめでとう!」 ○×▲◇子』
それは、息子が幼稚園の3年保育の初めの年に受け持って貰った 幼稚園の先生からだった。 今は、その幼稚園を退職し、実は行方不明なのです。 子供にはとても良かったけれど、お金にはだらしがなく とうとう離婚して、今は行方知れず。
ただ、幼稚園を退職した後も、私はその理由を知らず、 お付き合いをさせていただいていたし、 息子もお世話になっていたのでした。 しかし、流石に今は、誰も行方を知らず、いなくなった理由も 皆が知っています。 もう4年は会っていません。
うちの息子は、マイペースで凄く人も選ぶし、 生徒としてはやりにくいタイプだったと思うのですが、 その先生の事は大好きで、先生もすごく息子を可愛がってくれました。
何処からか、卒業式を調べ、 息子のためにお祝い電報を送ってくれたのでしょう。 今、卒業して振り返り、担任としての当たりは少なかった・・・と思う。 6年生の担任は、たぶん一生忘れないほどだし・・・。
それでも、電報を送ってくれる先生もいるんだ。 うちの息子を気にかけてくれる人がいる。
それでけで、しみじみじんわ〜りと嬉しかった。
お礼の電話も出来ないけれど、 本当に感謝しています、ありがとう○×先生!
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