空を見上げて
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2005年03月18日(金) |
表面上はうまくいっている様に見える親子関係 |
父の通院のため、父と付き添いの母を車に乗せ、 毎月一度か二度、隣町の病院まで行く。
父は、すんなり後ろに乗り、 何故か母は助手席に乗る。 それが嫌で、助手席にバックを置いても、 どけてずうずうしく乗ってくる。 それが私の嫌いな母だ。
最初の頃は、毎月苦痛で仕方が無かったその日も、 今は慣れ、嫌々ながらも前ほどではない。 題名の通り、表面上は何とかこなして、うまくいっている様に見える。 うまくいっている様に見える状況に母は機嫌がすこぶる良い。 しかし、私はその機嫌のよい顔を見て、また深く深く嫌な気持ちになる。
普通、コレほどまでに実の親を嫌う事があるのだろうか?
確かに、事実として食べさせてもらって、学校も出してもらった。 しかし、それ以上でも以下でもない。 そこに、信頼はないし、上下の関係はしっかりと決められていたし、 私は思い出せないくらい昔から嫌い続けてきた。
そして、今、私が育てたといってもいい姪っ子はその実母を嫌っている。 私と違って体罰を受けたわけでもない、 言葉の暴力で責められたわけでもない。
しかし、彼女は自分の母を嫌っている。
最初は、一時的なことかと思っていた。 しかし、それが元に戻る事は無かった。 たぶん、完全な修復はこの先も不可能だと思う。
彼女は、私を母のように姉のように慕っている、それも凄く。 私のなんてことも無い料理を褒め、 実母の出来ない料理を責め続ける。 私の感性を認め、実母の意見など耳を貸さない。
それは、悲しい娘になってしまった。 私には満面の笑みの姪っ子は、数年前に登校拒否まがいになり、 何とか登校出来るようになったが、保健室で一日を過ごす。 それは、イジメのような事からが原因だったらしいが、 そんな事を、実母は半年も後に担任から告げられたそうだ。 それを実母は私に更に3ヵ月後、話のついでに 「あの子は、何考えてるのかわかんないわ。」と淡々と言った。 その時の私のショックは、書き尽くせないほどだ。 姪っ子の、その状況を知らなかったショックと、 その事実を、全く重要視してない実母の態度・・・。
そして、それからは私は姪っ子から目を離していない。 私の子供じゃないからとか、 実母が私になつくのが嫌がるからとか、 そんな事を気にする事をやめた。 無条件にカワイイ姪っ子を守ろうと決めた。
そして、姪っ子はまた実母からどんどん遠くなっていく。 結果的に、私のような人間を私自身が作っている事になるのだということに 苦しみながらも、腹をくくった。 任せて置けないのだから仕方ない。 姪っ子の気持ちを考えてやれないのだから仕方ない。 そう理由をつけても、やはり私を柔らかく苦しめるのだ。
それを聞いて、娘は怒って、姪っ子と相談。 3軒繋げた家を建てると二人で言っている。 それは、色んな面から見て無理でしょうね〜と思っているが、 とにかく複雑だわ。
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