I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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2003年09月19日(金) |
世界は腐ったマシュマロみたいな味がすんだって知ってた? |
僕は暗い部屋の中に一人きりで生きている。
外では風がビュウビュウ吹いていて お元気ですか、と問い掛ける。
僕は口先だけで「はい、元気です」って明るく笑う。
たまぁにお隣のポストに投げ込まれる郵便の音がして、 あとはなんにも聞こえない。
僕は帰りをまっている。
ずっとまっているけれど、帰ってこない。
僕が帰ってくるのをずっと待っているのに。
ある日ドアが開いたんだ。
あれだけ固かった扉が開いて それで僕ははじめて外というものを知った。
けれど部屋の中となんら変わりないのさ。
その時僕は気付いたんだ。
僕は何処にも行っていないし、だから帰ってくることもないって。
だって僕はここにいて、このうす暗い部屋が僕のすべてだから。
世の中の尺度なんてひじょうに曖昧なんだって なんでもっと早く気付かなかったんだろうね。
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