☆今日も今日とて・・・戯言ざんす☆

2002年01月10日(木) 静かな、静かな夜と朝

夜中に、朝に、聞こえていた鳴き声がもう聞こえない。

ども、うづきです。

寝たきりになってから、古くなったマットレスの上にタオルをひいて、
その上にオムツシートを引いてそこに寝ていたワンコ爺さん。
オムツをしようかとも思ったんだけど、体が曲がってしまっていて、
おしっこがオムツから漏れてしまう。
なので、オムツシートが濡れるたびに、排便がしたくなるたびに
ワンコ爺さんは鳴いて知らせたのだった。

朝な夕なに鳴いて、目が覚めている時は殆ど鳴いていたかも。
できるだけ、体をさすってやったり、抱き上げて外の空気を吸わせて
あげたりしたけど、最後の方はもう何をしても鳴きつづけた。
苦しかったんだろうなと。
口の中が老化で血だらけになってしまい、流動食と水を注射器で与えていたけど、
脱水症状が酷く、病院に行って点滴を打っても、2.3日しかもたなかった。

昨日、嫁に行った妹と、一人暮らしの弟も来て、改めて納骨された
ワンコに会いにいった。
妹は顔が変わってしまうくらい泣いたらしい。
それでも、みんな「がんばったね、やっとらくになったね」と手を合わせた。
今ごろは一番若くてわんぱくな頃に戻って、あちこち走り回っているよねと。

楽になったのは、嫌だけど、私たちも一緒だった。
もう、あの悲しげな苦しそうな鳴き声を聞かなくてもいいんだと。
これは正直な気持ちだ。
だからといって、早く死んでくれと思ったことはなかった。

時間がたつにつれ、ワンコじいさんがいた場所にワンコじいさんがいないのを
見ると「ああ、本当にもういないんだ」と胸が熱くなった。
しばらくはこんな日々が続いていくのだろうな・・・。

さようなら、大地。またどっかで会おうね。私を嫌いになっていなかったら。
気がつくと、ずっとそう心で呟いている私だった。


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