| 2002年01月10日(木) |
静かな、静かな夜と朝 |
夜中に、朝に、聞こえていた鳴き声がもう聞こえない。
ども、うづきです。
寝たきりになってから、古くなったマットレスの上にタオルをひいて、 その上にオムツシートを引いてそこに寝ていたワンコ爺さん。 オムツをしようかとも思ったんだけど、体が曲がってしまっていて、 おしっこがオムツから漏れてしまう。 なので、オムツシートが濡れるたびに、排便がしたくなるたびに ワンコ爺さんは鳴いて知らせたのだった。
朝な夕なに鳴いて、目が覚めている時は殆ど鳴いていたかも。 できるだけ、体をさすってやったり、抱き上げて外の空気を吸わせて あげたりしたけど、最後の方はもう何をしても鳴きつづけた。 苦しかったんだろうなと。 口の中が老化で血だらけになってしまい、流動食と水を注射器で与えていたけど、 脱水症状が酷く、病院に行って点滴を打っても、2.3日しかもたなかった。
昨日、嫁に行った妹と、一人暮らしの弟も来て、改めて納骨された ワンコに会いにいった。 妹は顔が変わってしまうくらい泣いたらしい。 それでも、みんな「がんばったね、やっとらくになったね」と手を合わせた。 今ごろは一番若くてわんぱくな頃に戻って、あちこち走り回っているよねと。
楽になったのは、嫌だけど、私たちも一緒だった。 もう、あの悲しげな苦しそうな鳴き声を聞かなくてもいいんだと。 これは正直な気持ちだ。 だからといって、早く死んでくれと思ったことはなかった。
時間がたつにつれ、ワンコじいさんがいた場所にワンコじいさんがいないのを 見ると「ああ、本当にもういないんだ」と胸が熱くなった。 しばらくはこんな日々が続いていくのだろうな・・・。
さようなら、大地。またどっかで会おうね。私を嫌いになっていなかったら。 気がつくと、ずっとそう心で呟いている私だった。
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