2004年04月08日(木)  会えない距離  





 会いたい。



 すぐに会えないことが、こんなにも苦しいなんて思わなかった。
 『ちょこっとでも会えれば、すぐ飛んでくよ。だってめちゃ大好きだもん。』
 お兄様のメール。
 今の好きな人と、上手くいったら一杯遊びに行くらしい。
 なんだか、その話はあたしには、胸を締め付けた。
 泣いてはいけないと思うけれど、
 涙を抑えることが出来なくて、
 瞳の中に入りきらなくなった涙が、
 あたしの皮膚に溢れかえる。








 会えないことが、こんなにつらいなんて。
 彼に触りたい、ふれたい。彼を感じたい。
 彼の匂いが愛おしい。
 何でこういうときに、タイミング悪くメールが一通も来ないんだろう。
 苦しい。痛い。胸が痛い。
 考え始めたらとまらない。
 泣いてはいけないと思う。
 これは、あたしのわがままだから。
 会いたい。と、言うことが、彼にとってはつらい言葉なんだと思うから。
 絶対にいえない。言っちゃいけない。
 でも、でも会いたいんだ。
 すごくすごく、今会いたい。
 何もしなくていいよ。ただ、あたしの眼の中に居てほしい。
 強くならなきゃ。
 強くならなきゃ、いけない。
 会えない時間が、長い分、あたしは、あたしは強くならなければいけない。



















 あたしは、本当に彼が好き?
 恋に恋をしているような気がして、
 確信が持てない。
 あたしは、『彼』を必要としているのではなく、
 『彼氏』という代名詞を必要としているのかもしれない。
 どうしても『彼』じゃなきゃいけない、なんて思わない。
 『彼氏』というものに、当てはまれば誰でもいいような気がする。



 こんな醜い感情。
 こんな、最低なあたし。
 いっそあなたの手で、殺して欲しい。

















  

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ほっとけない 世界のまずしさ 

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