目口覚書
■目口覚書■
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2004年08月14日(土) ダイアログ・イン・ザ・ダーク

昨日は 早朝のバスに揺られて「水郷潮来」というところへ行った。
2時間足らずで 田畑と山が美しい町に着いた。

そこのクライアントさんは とても親切で 何かと気遣い頂き
歓待してもらった。

お昼はお寿司へ 夜は夜で クライアントさんの社員全員とお食事会。

こういうのって 見知らぬ人間が入ると気まずい空気の時もあるんだろうけど
生来の宴会好きが この時に役に立つ。
でも お酒抜きの食事会(皆 車通勤)って 酢の入ってない寿司飯みたいだ。


さて、

いよいよもってお盆休み。

その初日
私はコーチ仲間の女性3人で ダイアログインザダークというイベントに行ってきた。

場所は 外苑前のお寺。(しかも 会社の隣)

これは何かというと(ちらしの抜粋)

『ダイアログ・イン・ザ・ダークは、日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を、

聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の展覧会です。

1989年ドイツのアンドレアス・ハイネッケ博士のアイディアで生まれ、その後、ヨーロッパ中心に

70都市で開催、すでに100万人が体験しています。

参加者は、その中を普段どおりに行動することは、不可能です。

そこで、目の不自由な方に案内してもらいます。案内の人の声に導かれながら、

視覚の他の感覚に集中していくと、次第にそれらの感覚が豊かになり、

それまで気がつかなかった世界と出会いはじめます。

森を感じ、小川のせせらぎに耳を傾け、バーでドリンクを飲みながら、

お互いの感想を交換することで、これまでとはすこしちがう、新しい関係が生まれるきっかけになります。』


というイベントです。


とにかく 真っ暗闇の中を 8人ほどが 視覚障害の人が使う白い杖(ハクジョウという)を持って
視覚障害者の声だけが頼りに 小1時間を過します。

「こちらですよ」という案内人の声だけが頼り。
もう びくびくしながら進む。

後ろからくる人がぶつかり、私自身 案内人とおでこが衝突し
段差にひやひやして 腰ひけまくり。

草の匂い、水の音、足下の振動。

それぞれ インパクトがあった。
バーで一休みという場面があったのだが
そこでのバーテンさんも 当然ながら視覚障害者。

ひとりひとりオーダーを聞いてくれるのだが 私はワイン 連れはそうけんびちゃを頼んだ。

私の前に ワイングラスを置くと 絶妙な量を注いだ。
そして 友人が「飲む?」と差し出した グラスのそうけんびちゃ。
真っ暗なので 手で探して グラスを近づけたら
お茶の匂いが 鼻腔から入ってきた。

そうけんびちゃって こんなに匂いがあったっけ?
それに気づいたことが 一番驚いたこと。

普段も匂いは鼻に入っていても 気づいてなんだよな。
そうやって 流している感覚が いっぱいあるんだろうな。

あとで 案内人が 
なぜ 暗闇でワインの量を適度に注げるのか という質問に 答えた。

ボトルの重さと音 なんだそうだ。


彼らは 体感覚と聴覚が 目のかわりなんだ と思い知る。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
先日 ある会場で隣同士になった女性は聴覚障害で
私の唇を読んでくれるので 二人でワークを楽しんだ。
彼女は視覚のアンテナを研ぎ澄ます。



わたしは ちゃんと動く五感を 使えてない。

自分の意図で 五感をつかってやろう。
せっかく持ってる 目を 耳を 舌を 鼻を 手を 指を 足を
つかってやろう。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
その後 紀伊国屋でビールと食べものを買い込んで
南青山の大師匠の自宅兼オフィスに。
(大師匠はただ今 洋行中なので 勝手に進入)

家賃50万の 外人仕様の賃貸マンション。
またまた 私の野望が きらりと光る。

トイレがバスがキッチンが 外国だーーーーー!
うおーーーーーーーーーーーーー!


そこで
女3人 食べて呑んで喋る。
楽しかったぁ。

今夜の さんまのまんまのゲスト
「かしまし娘」


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