目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2003年04月08日(火) 桜と同じように ふっとい幹で 深い根で。

仕事中、グループ会社の社員(♂)が私を訪ねて来た。

名指しされても、最初誰だかわからなかったが、
以前とある講演会で一緒になる機会があり、
共通の知り合いに紹介された人だ。


「ちょっといいですか」というので、接客テーブルに案内したが
いったい何の用だったんだろう。

お互い共通の人間が、コーチだったこともあり
やにわコーチングの話になったが
彼はコーチ業のA社とB社を比較して、
A社を批判する。

社長がどうの、内容がどうの、金額がどうの、
A社で学ぶ人は主婦が多いが、
B社はビジネスマンが多いだの。

私がA社で学んでいるのを知っていて、の狼藉。
このオッサン、喧嘩うっとんのか。
言葉遣いも 時々タメ口はいっとるし。

さんざん批判をし終わると、
「ところで目口さんの部署 どんなことをやってるんです?」
ときた。

彼が探りにきたのは これなのだ。
わかってたけど。

以前、お弁当の発注ミスをしたスタッフに
「弁当作った人に謝ったのか?」と叱った神戸のリーダーに
彼はこっそり、「俺も仲間いれてくださいよー」と
言っていたという。

彼は元々うちの社員ではなく、
他社からの転職組なのだが、
配属された部署でパッとせず ぐじぐじ言ってるらしい。

リーダー曰く、その申し出は無視した。そうだが(笑)

簡単に説明した後、「来客がありますので」といったら
そいつ、立ち上がったかと思うと、何も言わず帰っていった。

わたし びっくり。
「忙しいところ すみません」までは贅沢な望みだとしても
せめて「どうも」くらい挨拶しないか?

私は お帰りあそばす背中に「どうもすみません」と言ったのに 無視。


うちは、「素直・反省・謙譲・積極・感謝」の心をモットーとする会社。
挨拶すら満足にできないやつなんざぁ もう 噴飯だっつーの。

いやぁ こんな人が いたんだなぁ。

他社からの知恵とコラボするのは 素敵な効果もあるし、
純血にこだわっていては 動脈硬化も起こす。
新しいDNAもいいが、
ちゃーんと調べてから入れたほうがいいね。

あぁもっときつくいってやればよかった 
と思った。

「アポなしで突然やってきて、
仕事に関係ない話と、他社の悪口並べたあげく
主婦が学ぶ会社は、という言い方 聞き捨てならぬ。

主婦がいる会社よりビジネスマンが学ぶ場所のほうが
立派とでもいうんかい?」


 ・・・アホに悪態ついても仕方ないや。



最近、私は兎にも角にも何があっても
それが落ち込むことならなおさら
『そこから 何を学ぶか』
と唱える。

私なら同じような愚かなことはしない ことを学んだと
思っていたんだが、今 ここを書いていて 違う思いが浮んだ。

「いったい 何のご用件ですか?」と
まっすぐ目を見て 言うべきだったのではないか。
私は言わないことを選んだが、それを再考させ
言うべきことをいうことを学ぶために あの出来事があったのではないか。


ま、そんなこんなで桜も散り始めました。

去年の桜を思い出し、
誕生日を少し前に迎えた元家族へ 携帯メールでおめでとうを
打ったら戻ってきた。
着信拒否、か。

なんて 残念なことだろう。
でも
「そこから何を学ぶ?」 自分に問う。

自分の足で 立て。



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