目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
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2003年02月03日(月) 萎える

仕事関係の仲間が、
「人妻なのに遅くまでお仕事お願いしてすみません」
と言ったので、いえいえいいんですよ、もう違いますし。と
さらっと言ったら、沈黙のあと


「えええええええええええええええええええっ


うれしいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」


と言われた。
うれしい そうだ。

さすがに、その人は翌日謝ってきたが、携帯メールでだった。
ちゃんと口で謝れ!と あとで思った。

「お仕事で活躍をして頂きたいと思っていたので
ついあのようなことを言ってしまいました」と詫びてらしたが。
いえ いいんですのよ。

でもそのことがあって なんかやな予感はあったんだ。



引越しハガキは、あまり気がすすまなかったが
ま 報告はすべきだろーと思い旧い友人達を中心に出した。

苗字が元に戻っていること。
一人暮らしだということ。

大人だろ察せよ、なのだが、
投函してその翌日から 辟易。


とにかく電話がじゃんじゃんかかってくる。
普段かかってこないので続けざまに3人からかかると
それは「ジァンジァン」なのだ。ライブハウスだ。



ショックといってもいいのは、
とても大切に思っていた友人からのメール。

メールの文面は、
「えぇぇ うっそお。残念ですうぅ。
でも一年悩んでの結果でしょーねぇ。
バツなんとかって、めぐっちならハクがつきますねー。
うちの子供も幼稚園ですぅ。一度ゆっくりお話しましょうぅよぉおお」


・・・・・・・

いやじゃ。


なにそれ。
なんでメールで語尾延ばし。
そしてその知性も思いやりのかけらもない文面。

まじで、「本当にあなたがそのメール書いたの?」って聞きたくなった。

なんで「一年悩んで」って勝手に期間限定するねん。
半年前すら幸せやったわい。ほっとけ。
ハク?ハクー?
なに 寝ぼけたことゆうてるのん。あほちゃうか。

と 当事者にとっては怒りが鼻から出る内容。


あとは何度も何度も留守電にもめげずかけてきて
「なんで?なんで?元気?元気なの?」って聞いてくる人。


萎える。


いや、もういい。
それだけ心配してくれたんだ。
それだけ関心もってくれてんだ。
ありがてぇ ありがてぇ。

そして、省みるのはおのれのこと。
私だって今まで、実家に戻った友人に同じようなことしてなかったか。
それにも萎える。

これは「自分の悲しみには敏感」な典型的な人間の嘆きに過ぎぬ。



しかしながら反対に、分かる人は
そのむこうで息をのんでいるのがわかる。
とっても忙しいのに、あえて、電話でなく
手紙をくれる。
そっとわたしの頭に手をのせてくれている。
おもしろいお芝居などを誘ってくれたりする。



すっかりリアクション怯え症の私は、
なかなかココロを開くことができなかった。
ここは閉鎖も含めてシャットダウンの気分。

けど。

今は歴史を消すより先にすることがあるし。




だから 普通な友人はありがたい。
なので昨日の江戸散歩
はことのほか楽しかった


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