秘密基地生活 最初の一ヶ月は、 フローリング床で寝ていた。 敷布団も掛布団も袋から出すのが面倒で、 屋内にいながら、ホームレスな女。 毛布一枚とトーマスにくるまって。
飯作るのも面倒で、近所の総菜屋で 煮しめを買ったら、 おまけに サツマイモのてんぷらとかき揚と、 飴ダマ2個と、カレンダー そして 「たまには自分で料理しなさい」 というアドバイスを貰った。 ありがとうございました。
総菜屋のおばちゃん。口紅濃すぎ。
ひとり暮らしがはじまったその日は、 仕事がひとりだちした日でもあった。
あれよあれよというまに、 私はサラリーマンでなくなり まったく予想外の展開だが、 わたしって潔い。
最近のモットー「自分を大切に」を 実行するにはまずは寝床作りで、 そうしたら、痛みに痛んでいた左半身が すっかり楽になった。ははは。
ながらくの床での食事生活も終わり 今ではテーブルとベッドがある。
みっどせんちゅりー とか いーむず とか きりむ とか かりもく とか てんどーもっこう とか
さんざん見たあげく ただの安物の木製品を 自分で組み立てて作った。 じゅうたんはいまだになく裸のホットカーペットに 冬物シーツを敷いている。 サイズがあっていないので むきだし部分がちょっと悲しい。 この悲しさが、次のステップへのばねになるのだ。 びよよぉ〜ん。
これでいい。自分の身の丈にあってる。
ちなみに洗濯機は、ない。 ぼよよ〜ん。
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