目口覚書
■目口覚書■
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2002年04月04日(木) 白いゼリー

洗濯機をまわしながら中を覗いたとき
「こんなものいれたっけ?」というような
白いおしぼり状のものが見えたんだけど
きっと白いおしぼりだな、と
そんなもの入れてないのに そう思うことにして
洗濯機のふたを閉めた。

おもえば この悲劇の原因は
「原因を追求しないという己のいい加減さ」だった。

ピーピーピーと3回
「洗濯 おわったぜ」と洗濯機に呼ばれ
はいはいはいとこれまた3回返事しながら
ふたをあける。

洗濯モノ入れ用の USJのビニールバックに
ポイポイと湿った洗濯あがりのものたちを入れていた。

そして 最後 わたしの手にあたったものを感じて
「!!!!!!! なに!なに!なによ!これー!!!」
とあわてる。

手触りは ぬめっと ぬるっと ぼちゃっと そんな感じ。
触ったことないけど しいていえば「くらげ」

くらげってJerry Fishっていうんだよね。
まさにジェリー。
あ、ねずみじゃないよ。あれ 猫だっけ?
とにかくゲル状のオシボリ大のもの。

底をのぞけばそこには白いまるまったくらげ。



わたしは、ここ数年来原因不明の胸やら背中やらが
何の前触れもなく痛んで きっと肋間神経痛だろうと
自分では そうふんでいるんだが。

で あまりに痛いときは 湿布をしてる。
で 一昨日 手近にあった試供品の湿布を貼った。
それは サロンシップのように自力で粘着のあるタイプでなく
白いフェルト状の裏に もっこりべったりと薬が乗せてあるもの。

気がついたらいつのまにか 貼ったはずの左胸板からなくなってて
「ま いいか。きっとどこかで落としたさ」
と そのまま放っておいた。

おもえば この悲劇の原因は やっぱり
「原因を追求しないという己のいい加減さ」だった。

もう オチは皆さんご想像の通りなのでして
その時着てたトレーナーに
くるりんと くっついたまま 洗濯された湿布薬。

水を吸い 回転でこなれると どうなるか!
もう たっぷりと吸湿したそれは
まごうことなき ジェリーの塊と化し

ぷるっぷる。


しかも 他の洗濯物も ぷるっぷる。


ただ ただ 号泣。


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