Simple Song DiaryINDEX|past|will
Imagination and consumption. 劇場・映画・テレビ。 役者の表舞台のフィールドは、その3点が大きな柱。 その他にも、いろいろとあるけれども。 でも、実はそのフィールドは 「役者だけのものではない」わけで。 テレビで話を作り続けた人が 突然劇場でやりたくなる。 理由は「ライブで客の反応が見たいから」 テレビや劇場で話を作り続けてきた人が 突如として自分の積み上げてきたものを休んで 映画制作に入る。 理由は「長年の夢だから」 その「世界」を作り上げるためには 役者のほかに、大勢の人の手が必要だったりする。 かつて 大道具も小道具も すべてを自分の手で作らなければいけなかった 学生時代からの女優が ある映画制作のときに、 「女優がするべき仕事ではない!」 と、スタッフの方に叱られたそうだ。 万が一、彼女が手を怪我してしまったら そのための代償に、更に時間がかかる。 それに。 その世界を作る その部分を作り上げることで お金をいただく立場である自分の領域に プロの領域に素人が入ってきてはいけない。 そいう結界的ニュアンスも感じながら、 そのエピソードを読んだ。 ひとつの世界を作り上げるパワーというものは 駄作秀作問わず 物質も精神も 多大に消費する。 例えば、脚本家がおそらく命を削る思いで 脚本を書く。 例えば、そのシーンのために 家を一件破壊する。 命がけなんだよな。 問題は‥ 伝えたいことを、 伝えたい人に伝える事が出来るかどうか。 痛い話です。 テキストサイトも、似たようなものではありませんか?
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