あかい痕 あおい空

傷を負った私の腕

温度も感じない

その赤い液体は

生きるという術を

知らないまま

知らないまま...


立っていることさえ

ままならない

どうせ棄てるなら




いますててしまえばいいのに。



あいたいと

いったでしょう

あいたくないのだと

しっていたの

むりだと

わかっていた

わかっていて

それでもなお

そばにいたいと

ないた





このそらのあおにとけて

わたしはうまれかわりたい

あかい血なんて

ながれることのないものになりたい





もうたよらないと

きめて

ないた



ないて

ないて

そして




あの日あなたがくれた青い空になりたかった
2005年10月16日(日)

□■白昼夢■□ / 透花

My追加