残酷な告白



男は甘い言葉を吐き
あたしの心臓をえぐった
そして女にプレゼントして
甘い言葉を吐いた。
貴方はあたしから離れて行き
あたしは血まみれで独りきりだった。

この体は朝までもちそうにないから
貴方に助けてと呟いてみた。
貴方は来てくれるけど
傷は深まっていくばかりだった。


男は弱りゆくあたしの耳元で囁いた
「貴女は美しい。赤いドレスが よく似合う。」

生ぬるい鮮血が

あたしの目からこぼれた



あぁ貴方よ

ここに居て

あたしと一緒に

この体がもつまで踊って

2001年12月20日(木)

□■白昼夢■□ / 透花

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