「お花見に行こうか。」「どこ行く?」「大阪城?」 関西人にしてはあまりにもベタな場所を選んだ私たち。
みんなでお弁当を持ち寄りすることにして、 朝10時に大阪城公園の最寄の駅で待ち合わせ。
それぞれ「一体どこ行くん?」というくらいの荷物の量。
スタコラサッサとひたすら歩いて会場へ向かう。 ほんっと無心になってひたすら歩いたのでベストポジションをGETできた。
大阪城も臨めて桜も満開の場所。 そこへシートを広げてお弁当を広げた。 10時半・・・。
わいわい騒ぎながら、食べる食べる食べる・・・飲む飲む飲む。
一気に食べたので一気におなかがいっぱいになってしまった。 ふと時計を見た。 「あの〜、まだ11時半になってへんねんけど。」
そこからダラダラダラダラ。
食べてはやめ、飲んではやめ・・・。
桜が舞い、砂埃も舞い・・・。
気がついたら周りの人はほとんどメンバーチェンジしていた。 また時計を見た・・・やっと1時。
それでもまだだらだらだらだら。
「お城・・・天守閣あがろうか。」 ようやくそう言って立ち上がった。
食べすぎで重くなった体を引きずりながら、いざ天守閣へ。 テンションが高い私たちは「よっしゃ、階段や。」と 8階の天守閣まで階段であがった。
「ひぃ〜、もうしんどいわ。」 あまりの人の多さに天守閣から難波の街を一望することもできず。 ぐるぐるぐる・・・と1周してやむを得ず、降りることにした。
城内の展示を見ながら・・・武将の兜の数々を見ながら 「こりゃ、目立ちすぎやろ。」とか 「これは趣味悪いわ。」とか好きなことを言いながら、降りてきた。
すっかり疲れてしまって・・・お茶をして解散することにした。
時計を見た。
「もう5時半やで。」
たいしたこともしてないのに7時間もいたことになる。
わはは〜。
「桜キレイやったね。」「お弁当おいしかったね。」
そう言いながら別れた。 「また明後日ね〜。」
帰宅して車を見た。 「黄色い・・・黄砂か?」
お花見をしながら・・・舞う桜と砂埃に 「エライ砂埃やなぁ。」と思った。 黄砂だったのか・・・。
大陸からの春の便り・・・黄砂と桜の舞う中での花見・・・。 いや〜、楽しかったわ。
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