今日は節分・・・。 昔なら、家で豆まきをした。 そして自分の年よりもヒトツ多くお豆を拾って食べた。 「今年も元気で過ごせますように・・・。」って思いながら 「ひとーつ、ふたーつ、みっつ・・・。」って数えながら、 「50歳になったら、大変だな・・・。」とか思っていた。
それから太巻きを食べる。 ただ、食べるのではなく、恵方・・・その年の演技がいいとされる方角を向いて、 1本食べ終わるまで無言で・・・食べる・・・。 いろいろ願い事を念じながら・・・食べる。 これを“まるかぶり”と言う。
まだOLなりたての頃、おじいちゃんとおばあちゃんの家に居候していた。 おじいちゃんにおばあちゃんが 「おとうちゃん、黙って食べるんやで。食べ終わるまでしゃべったら、あかんで。」 そう言いながら、おばあちゃんは・・・太巻きを食べていた・・・。 そして一生懸命恵方のほうを未ながら、必死に食べてるおじいちゃんに 「おとうちゃん、まだしゃべったらあかんで。」と言うおばあちゃん。 とうとうおじいちゃん 「そんなんゆーたかて、おかあちゃんもしゃべってるやんか。」と言ってしまった。 そこですかさず、おばあちゃん、 「おとうちゃん、しゃべったらあかんってゆーたやんかっ!!!」
・・・ったく熟年夫婦漫才。 隣で無言で食べれるはずないやん・・・私。
いや、いや、まるかぶりをしている時はなんとなく、笑いが出るもんだ。 このまるかぶりって全国でやってるんやろか? 昔『歌劇』でまるかぶりを知らなかった天海祐希氏の話が載っていた。 同期の二条ゆずるが寮の部屋に太巻きを持ってきて・・・ビックリした・・・と。
全国民が同じほうをむいて太巻き・・・食べてるんやろか?
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