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今週。会社のある課長のお父さんが亡くなったとかで、通夜っぽいのについていったのが水曜くらいで、今日は出棺(?)だとかで朝から何人かで出かける。日本式の葬式のやり方も未だにわかってないもんで(他人事でもなく長男なんで、これはそろそろ改めて親父にでも聞いておかないといけないんだけど)、当然のように通訳も居ない中行って来た。
まず課長宅へ。親戚と言うか喪主一族は白い布でそういう服装でいる。胸に着ける花と、食べるなと言われつつ団子(小さな面包)2個渡される。程なく車何台かと貸切のバス2台で出発する。仏さんはなかった様子だが、爆竹の音とで家族が泣き崩れているのはきっとこれが、魂が家を出るということなんだろう。車が病院に着いたかと思えば離れの安置所のような場所に。混んでる様子で前にも後にも団体単位でつかえている。初めてお父さんに面会する。参列者はぐるっと周りを回るだけで、すぐに運び出され多分霊柩車の役割の車へ。ここでも家を出るときと同じような爆竹。手を合わせるのは一般的でないようなので、見よう見真似で何回か礼をする。
町外れの斎場へ。前方の車から延々と何かが投げられているのは、花輪だったりなんかの紙だったり。なんか意味があるんだろうきっと。どうでもいいけど、こういうとき一族やら家族が疲れているのは万国共通だろうし、あえて毅然とするのもそうなんだろうが、単なる参加者がヘラヘラしてるのはどうかと思う。説明する気もないくせに、空気だけで参列している俺様をからかうのもまあいいんだが。途中で走行中のCRH「和諧号」を初めて見た。
斎場ではいったん静かな部屋に集まって、黙祷して、5人くらいの生演奏で何回か頭下げて、んでさっきと同じようにみんなで一回りする。ここでも後がつかえている様子で、すぐ追い出され焼き場(多分遺体を焼くのとは違うと思う)に移動し、朝渡された花だの団子だの、花輪だのを燃えている所にどんどこ投げいれて花火というかロケット何発かあげておしまい。日本より簡単なのかも。その後全員で課長宅、藁か何かを燃やしているのを(結構火あがってる)またいで家に入って、すぐみんなで食事へ。午後からは仕事だったけどついつい白酒飲んじゃう。
んなわけで仕事にもならないので、酒臭いけど面談ぽいのいろいろ。こういう話しやすい状態の方がいろいろ聞けるもんなんだよ。多分。