雑記

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2004年10月02日(土) 陰陽師かGSになろうと思った

いつまでも飽きもせずに似た様な時代劇ばっかりやりやがって、そんなんで21世紀にもなって無条件にドア叩きさえすりゃ受信料取れると思ってるほうがオカシイんじゃねえの?バーカとか言いながら最近は日本放送協会の新撰組をなんとなく毎週(+土曜の再放送も)観てる。史実をモチーフにした作品なんてのは書き手の主観によって登場人物や世界観が全然違うものになるもんで、イメージしてたとおりのドラマやら小説なんてあり得ないんだろうが(燃えよ剣しか読んでないし)、、、山本耕二という人は車椅子のイメージしかわかんのですよね。

・・・終電で地元駅降りて、外に出てタバコ咥えて火をつけるとずいぶん後ろから「タバコ吸うな!」と女の人の声が。階段登る時にぶつぶつ言ってる多分そっち系のおばはんが居た気がしたので、おいおい家族なり施設なりこういうトラブルの元を野放しにしとくのは世間的に黙認でも俺様とかは寛容でなかったりすんですよクソが、と振り返った。
わめいてるのは確かに今しがた追い抜いた着物のおばはんだった。が、それは酔ってる訳でも然るべき介護なりが必要な種類な訳でもない、というか、少なくとも声を出させた意思はこの世のものではないことが一目で判る、そんな何かだった。もしかすると僕の曖昧な創造の域を遥かに超えたキチガイだったのかも知れんけど。
自分の目に映るもの全てを自分の理解の範囲で判断する程傲慢でないワタシにしてみればそれはなんなのかはどうでもいいわけであって、とにかく対応不可な意思が僕に向けられていることだけは理解したので逃げることにした。背中から「タバコ吸うからハゲるんだよ!、このハゲ!!」とかも言われた。今思えば、派手でもないのに鮮やか過ぎる着物の色自体現実味がなかったようにも思う。

っていうかね。日が変わって20代最後の誕生日を迎えた僕に対する他人の言葉一発目がこれかよ、と。


次郎吉 |MAILHomePage