ここに掲載されているテキストはフィクションです
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・・・特に今日だからという事でもないが地元の夢を見た。実家のみんなが仮設住宅で荷造りをしていて、ここはもうだめだから新宿の避難所に行くんだ、とか訳の判らないことを言っている。見覚えのある風景は確かにそれっぽく崩れたりくすぶっていたり、まあいつも見るような感じで特にどうという事もないんだけど。ひとつ違ったのが逃げる途中にあった家が、地震で住めなくなって壊した家だった、と。夢とは判っていても、なんやここにあるんやんとかなんとなく思った。
もう7年。時間が経つにつれ忘れることも増えてくるが、それでも普段の生活の中でも、何かの拍子で音とか光とか、そういう感覚的なところの記憶を呼び起こされることはあるし、これからもしばらく続いていくのだと思う。うなされる時に見ている夢もそういう非常事態めいたものが多いし。
忘れてはいけない事と忘れられない事との区別というか整理ができているかということは重要だと思う。怖かったと忘れないのは僕のあずかり知らないどっか奥の方の感覚なんだろうが、それよりもっと大事な、頭で理解しないといけない事は7年前から増えている。・・・助けること、助けられること、感謝すること、あきらめること、とか。今日にでもでかい地震が起きるかも、飛行機が突っ込んでくるかも、と思う覚悟と、その後もし生きていればいろいろあきらめた上で、壊れたところを作り直していかなあかん訳でね。もう泣いたり怒ったりしてる場合やない状況でしゃあないもんはしゃあない、と動きだせるような覚悟はいつでもないといかんのだろうなと思うですよ。
なんにせよ予期しないお別れというのは少ない方がいい。