雑記

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2001年11月20日(火) 電波な季節

Webの掲示板やチャットで顔見知りが出来たり、またそう思っていた人の僕に対する書き込みにひどく悩んだり。
僕は付き合い以外の知り合いが少ないので、周りの人たちから多少ひどいことを言われても平気だし、元々僕らの世代と言うのは相手のことをあまり考えないものだとも思っていた。対象に自分を含めた上でそんな批評をするあたり、自分でも相手のことを考えない言動が増えたなぁという自覚も少しはあるんだけど。

自分の考えを例えばテキストで表現し、そのことに関して自分じゃない誰かが返信をする。自分でない相手を意識したやり取りが成立するという意味において、モニタ上(端末と端末の間)には複数の人間で構成された「社会」が存在していると思う。向こう側にいる誰かに対して、うれしかったり怒ったり感動したり寂しかったり、パソコンを前にそんなことを感じてしまうのも最近じゃヲタクだけのものではなくなっている。

でも最近、ネットの上だろうと身の周りだろうと社会と言う団体の中でうまくやっていないのはどちらでも同じなんだな、と感じることが多い。うまくやってると思っていないと言うか。顔が見えていようと相手のことなんて判らないことのほうが多いし、そうした話相手を目の前にしてどんな言葉を交わし、どんなやり取りをするかという判断をするのは、他でもない僕の少ない経験によってしかできないものだし。

いちいち対応に困る付き合いなら、それらを排除することはすごく簡単な対応だと思う。


次郎吉 |MAILHomePage