■ 潜在自然植生における常緑照葉樹林帯 (ピンク)ご覧になればわかるように、今回の震災で壊滅的な打撃を受けた被災地の殆んどは、その昔(縄文期以前)タブノキ、樫の木、椎の木といった常緑広葉樹の森が広がっていました。特にタブノキは塩害に強く、海岸線の構成樹種の中では最も重要な種類です。来年から頻繁に行われることが予測される被災地における防災林作りに際し、タブノキの苗が極端に不足することが今から容易に想像できます。行動を起こさなければならない時がきました。