日記でもなく、手紙でもなく
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2004年01月31日(土) |
花王、カネボウ化粧品買収 |
日経のトップ記事。 予想できないではなかったけれど、結局持つものが持つ形になってしまったか....という感覚。
当初は、花王の化粧品部門(ソフィーナ)とカネボウとが共同出資の形で新化粧品会社を作り、それによって資生堂を急追する、というシナリオだった。しかし、それが延びている、という記事が少し前に出たばかりだった。 もちろん、企業文化が違うし、カネボウの経営指標は、花王から見たら(恐らく)それこそひどいものだったのだろう、まだ延びるかもしれない、などとも思っていた。
しかし、花王が結局買収してしまうことで、カネボウ化粧品ブランドを、すべて自らの手に入れたわけだ。
かつて、資生堂とカネボウは、季節ごとのキャンペーンで競い合っていた。TVのCMなどでも、そのキャンペーンに使われた音楽がヒットして、記憶の中の季節と繋がっていた。 そんな時代のことも、ふと蘇ってきた。
花王が、このカネボウというブランドをどのように扱っていくのだろうか。全く別の新会社でそのブランドを扱うということと、自らの手の中でそのブランドを扱うということとは、結構いろいろな面で違いが出る。 花王のことだから、さほど下手なことはしないとは思うものの、どのように捌いていくのか、本当にこれからが見所だろう。
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