日記でもなく、手紙でもなく
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2003年05月09日(金) <Tarisio>オークション(スターンの遺品�供�

 米国東部時間8日夕方までで、スターン・コレクション160点強、及び別途190点強のヴァイオリンやチェロなどの弦楽器とその弓(こちらのほうにはストラディヴァリウスがある)を中心としたTarisioのオークション入札は終了。

 時々覗いてはいたものの、ロットNo.363のストラディヴァリウス(<キューベリック・ストラディヴァリ>と呼ばれ、1893年まで売買記録を遡ることができる)はなかなか入札されなかった。やはり最低入札価格70万ドルということで、ちょっと手が出ないのだろうか、とも思っていたが、今日見ると86万ドル(118円/$で計算すると、1億150万円弱)で落札されている。最初の入札が(米東部時間で)最終日8日の午前8時前。午前10時台に74万ドルまで上がり、午後3時台(3:34PM〜3:52PM)に84万ドルへ、最後4:03PMに86万ドルが入り、これで終了となっていた。
 一日というより、この競売は半日で終了したということになる。やはり値の張るものは最終日になり、それが欲しくてしかもそのお金を出せる人というのは限られてくるので、そのような結果になるのかもしれない。これが、絵画の場合だったら、もう少し違っているのだろうけれど。ただ、推定価格90〜120万ドルという幅が提示されていたものの、それを下回ったわけで、欲しかった人にとってみれば(1億円の買い物とはいえ)リーズナブルな買い物であったに違いない。

 もう一点、スターン・コレクションの中でも最も高値を呼ぶと想定され注目されていたロットNo.147、ジャン・バティスト・ヴィヨーム(1850頃)のヴァイオリン(1737年の ”ヴィコント・ド・パネット” グァルネリ・デル・ゲスのコピー作品)のほうだが、これは5月3日の夜65千ドルに、6日の午後に120千ドルに達し、更に最終日8日正午過ぎに125千ドル(≒1500万円弱)で落札されている。
 最低落札価格47.5千ドルの約2.6倍となったわけで、推定価格(70〜100千ドル)よりもかなり上回ってしまった。
 ストラディヴァリウスのほうもこちらのNo.147も、一番最後にだけ入札している人がゲットしているところも興味深い。

 変に価格がつりあがったもののリストも掲出されていて、ロットNo.141の電気ヴァイオリン、最低入札価格40ドルのものが、結果的に700ドル!にもなっていた。
 スターン・コレクション160点中、売れ残りは8点(合計の最低落札価格は3460ドル)に止まっている。かなり好成績にスターン遺品オークションは終了したようだ。


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