兼松孝行の日々つれづれ

2018年07月06日(金) 日々つれづれ

ある程度年齢いってきたせいなのかなぁ。
最近はよく突然昔のことを思い出す。
漠然と何かを思い出すってことではなくて、何かキーワードをきっかけにしてそれに関する出来事を思い出していく。

今日は「自分の言葉」だ。

昔は人の言葉で語っていた。
よく言えば引用、悪く言えばパクリまたはマネが多かった。
中学時代の生徒会立候補の演説原稿。
高校時代の寄稿、メディアへの投稿。
そういった場面で関心のあった人の言葉を借りたり、そのまま使ったりした。
多分、自分に自信がなかったんだろうなぁ。
今でもあるかと問われれば、自信満々に自信がありますとは言えないけれど、当時のそれはかなり残念なレベルだ。

自分自身が自分の言葉で語り始められるようになったのはいつからだろう・・・
まだまだ大学時代じゃないなぁ。
大学時代は自分の言葉を獲得するための歩み始めのような時期だったかな。
だからいろんな判断が稚拙だったと思う。
周りにも色々と迷惑かけたなぁ。
されにまだまだ誰でもない誰かに認められたいって思ってた時期だった。

やっと最近自分の言葉でいろんなことを伝えられるようになってきた。
一番大きいのは、この日記を書き始めたことかなぁ。
人に読まれる用日記を書き始めて20年近く。
これは経験としては大きいと感じている。
SNSと比べると誰がどれだけ読んでいるかはさっぱりわからないけれど(まぁ、やり始めた時期はネット世界自体がそういう時期だったから)少なからず反応も帰ってきていたので、だんだん自分の言葉に責任をもって発信するようになって、そして演劇の世界に足を突っ込み始めて、自分で台本を書いて自分の思いを自分の言葉で伝えることで「自分の言葉」を獲得してきたような気がする。

でも、最近は仕事の忙しさにかまけて言葉が少なくなってきて、気がついたら言葉が痩せていた。
仕事柄人を説得することが求められる。
そろそろ磨きをかけることを始めないとなぁ。


 < 過去  INDEX  未来 >


兼松孝行 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加