兼松孝行の日々つれづれ

2017年01月14日(土) 劇団あおきりみかん「ルート67」

公演が始まったばかりなのでネタバレしないように・・・・

会場は昨年12月に会場したばかりの昭和文化小劇場。
多目的ホールにしては珍しく演劇向きの小屋になっている。
新しい劇場はキレイだなぁ。
でも、汚れていくことで歴史が積み重なっていき、独特の空気感が醸し出されるのだ。

さて芝居の方は・・・・

うーん、そういうことか。
なんというか、テーマにしているものはわかるけれど、お話の落とし所はもうちょっとこうなんていうかちゃんとして欲しかったなぁ。
作者が悩んだ末にお客さんにあずける覚悟をしすぎた感じ。
なので、終わった瞬間に実にフラストレーションがたまるかんじだったな。
それでもスタッフワークの演出的にはうまくやってるなって思うことはたくさんあって、そこはいい感じだったなぁ。
これだけできるのに惜しいなぁって思うのは役者の疲労感が幕開けから客席に伝わってしまったことだなぁ。
特に女優陣。
芝居に合わせた体力づくりと公演スケジュールを考えないと劇団の評判が悪くなっていく一方のような気がしてならない。
この地方でトップランナーとして頑張っている劇団だから、ちょっと辛口だけれど愛情を込めてコメントするのだった。


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