その日は快晴とはいかなかったがまあまあの釣り日和だった。 久しぶりの船釣りだったが船は四回目の利用で船頭の信頼は厚い。 一時間ほど走って釣り場に向かう 大潮ということで島陰の流れの少ない砂場の瀬を狙うとの事 撒き餌カゴ サビキ(擬餌針)を使って魚を集め釣るため 流れが速いと撒き餌の効果が無く釣りにならないのだ
操縦室には左から三つのモニター 魚群探知機 気象情報 航路を示すナビが陣取っている 彼は様々な情報を解析して錨をおろす点を決める 天気は曇り 北の風風力 水深42メートル 群れの大きさ 魚群探知機で魚の位置 量を確認する ナビの軌跡を頼りに群れの北側150メートルの位置を決める その点で錨を下ろせば風 ロープの長さを決める事で 船を群れのうえにもっていくことが出来る もう1つ大事なことは潮の流れである 錘はメンバーの体力からふんどう型50号としていたので 40メートル下ろしたときの仕掛けの位置が群れの中に あることである 船頭はこの作業を何度か繰り返し 錨を下ろすのである。 船首左がリーダー 右カラジ 後方に三人ノ布陣 カラジは2メートル程の腰のしっかりした先の柔らかい竿 カゴは目の細い(粗く餌の出の多いほうが食いがいいが)選択 サビキは船頭推薦を使用 仕掛けをおろして魚のいる底の辺りで竿を2―3度上下に 振りーシャクル それを何回か繰り返すと魚が釣れてくるのである カゴから出た餌がサビキに絡みつくようにかき混ぜて 魚に針も一緒に食べてもらう そんな感じです 始めの頃は面白いように釣れるのですが釣り人の思惑通りは いきません 暫らくすると釣れなくなります 撒きすぎた餌と共に群れが移動したり大物が群れを狙って きます その時が大物を釣り上げるチャンスです でも思惑どうり釣れないのが常です 船頭 移動しますか リーダー カラジどうする 皆が釣れてないと判断すると移動です 船頭の読みは見事に当たります 次にこのように釣れる場所を心得ているのです
釣果がいいと嬉しいものです 船頭はバブルを起こす名人です。カラジ
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