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■ 映画3本
規則正しく早寝早起き。おかげで一日が長い。もはや2時頃にはすることもなくなったので、ビデオ屋へ。今日行ったところは新着3本でも9ドル50セントだというので、もちろん3本借りて来た。
『Finding Nemo』おもしろかった。クラウンフィッシュって、以前何回か南太平洋のほうでシュノーケリングした時に出会ったことあるけど、ホントいつ見ても家族一緒でほのぼのしてたっけ。キレイな海のあるところへ行きたくなってきたー。
『Whale Rider』こちらはこういうストーリーのニュージーランドの映画。伝統にこだわるあまりに自分の求めているものがすぐ近くにあることを否定するPaka。女であるということで自分の望んでいることが否定され苦悩する主人公を演じる女の子の演技がスゴイ。
撮影に使われたWhangaraから車で1時間ほどのところに住んでたことがあるので、なんかなつかしい気分に。久しぶりに聞くニュージーランドなまりの英語、こちらはなつかしいというよりも、はっきり言って聞き取りにくかった。
『Lantana』数年前に娘を殺害されて以来、夫婦仲がぎくしゃくしていた精神科医バーバラがある夜失踪。レオン刑事は調査を進める過程で自分のワイフがその精神科医に通っていたことを知り漠然とする、というようなストーリーのオーストラリア映画。
ジェインはある日突然もう彼を愛していないことを悟り別居、サルサレッスンで知り合ったレオンと不倫の関係になる。レオンはいわゆるミッドライフクライシスにさしかかっていて、彼の妻ソニアは安定した家庭に満足しながらも、結婚生活にナニかが欠けているように思え、通っていた精神科医のバーバラに夫が不倫しているのではないかと思うと打ち明ける。バーバラはプロフェッショナルに仕事をこなしてきたが、妻と子供のある男と不倫をしているゲイのクライアントとのカウンセリングを重ねるごとに、冷静さを失い、自ら混乱してしまい、そのことを夫に打ち明けるが「ソレはプロフェッショナルに反する」と冷たい。そして、その彼は今でも殺された娘のことを忘れられず、かろうじて夫婦を繋いでいるのは悲しみの共有のみだと感じている。。。。
精神的に満たされないことに苛立つミドルエイジを上手に描写している映画だと思う。ラストは、「おまえを失いたくない」と妻につげたレオンと、過去のあやまちを許したソニアのダンスシーンで終わるけど、どこかわだかまりが残ったような彼女の表情が印象的だった。一度失ってしまった信用はそう簡単には取り戻すことができないものだ。
ところで、タイトルのランタナ、可憐な花を咲かせるのでガーデニングをするヒトにも人気のある植物だけど、ほおっておくと異常に繁殖してしまい手がつけられなくなる。一見幸せそうに見えるカップルに似ていないこともない。
2003年12月28日(日)
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