夏の月は苦手だ。
最近、「嫌い」にまで苦手度数が上がりつつある・・

月は好きなんだけど
夏の、20時頃の月を見ると
一気に1999年に戻ってしまう。

最近ブルーなのはそのせいだ。



病院の面会時間が終わり
これから長い夜が来るのを知らせに、
月が昇ってくる。

まだまだ夜は長いよ
あんたのこれからも夜が続くよ
と言われているようだった。


窓の中央に陣取ってる様子を
美しいと思いたかったし、その頃は思っていたような気もする。

でも今　残っている記憶は
無力感ばかり。


無力感、無気力、そんなものばかり見える。
今の通院が、あの頃に戻ってしまうきっかけになるんじゃないか
また延々と痛みの続く生活をしなくちゃならないんだろうか


そう思うと踏み出せない。
諦めた方が自分の為なのかもしれない。
と弱気。


これがトラウマ？
こんなに後になって、支配されるもの？