先日付けの金茶のベアの次に、実はもう完成したベアが居ます。 茶色のベアで、 無事に ご依頼主さまの所に到着しました。 その茶色ベアを製作中に
かちゃ
って、別の部屋のドアが開いたんです。
おや。 と思ったんだけど手も離せないし、制作にノッてたので そのまま縫い続けてました。
こんどは
かちゃり。ぱた
ってノブが回る音がして、ドアが閉まりました。 そんな音が2〜3回、繰り返されました。
そこで ふふっ と微笑んでいる自分に気付きました。 ほんと、気付いたら自分の口角は にゅっと上がってたんだ。 にやけて制作していたんだ。 何も根拠もなく 「あぁ、この赤ちゃんが遊びに来たのだわ」 と確信したんでした。
嬉しくて楽しくて、 「早く帰ろうね。」 とか色々話しながら仕上げました。
無事、ママとパパの元に帰った赤ちゃんのベア。 パパさんは「○○(ベビーちゃんの名) に似てる。写真を渡したの?」と 仰り、ママさんも驚いたそうです。 (写真は頂いてません)
そしてママさんも「確かに面影があります」って、メール下さいました。 不思議です。 とても嬉しい。 決して私ひとりの ちからで出来たのではないと 強く思います。
秋も深まるある日、雲の上から 赤ちゃんが私の手元に遊びに来たのでした。
もしかしたらくまさんの中に そーっと入っていったのかもしれません。
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