風の中に、春のツブを感じてしまった。地面が ふくっ と 一ミリくらい膨れたような匂い、しませんか。その匂いがたち昇って夕闇にまぎれていませんか。少しずつ少しずつ延びた陽が呼んだ、春の粒。もうすこししたら、ひかりの粉が見える季節。あぁ、こんな宵はバイクに乗りたいぜ!