こ こ ろ も ち 。

2004年07月20日(火) キュウリ

夫が近所でキュウリを三本もらってきた。

そのお宅には、麦わら帽子のよく似合うお爺ちゃんがいて
いつも家庭菜園のお世話をしていたっけ。
あっ
おじいちゃんのキュウリだね きっと?

と聞いたら 夫は
あぁ・・・そうか きっとそうだね
と言った。

濃い緑、
ちょっとヒビみたいな傷、
太陽をガンガン浴びて出来たキュウリ。

包丁で切る時に感じた、「身が締まってる」。
つまみ食いしたら
甘い・・甘い!

こりゃ塩で食べたいね と夫。そうだねシンプルに。
子供も大好きなキュウリ、物も言わずに次々と口へ。
みんなで ばりばりばり。


      ☆
 

おじいちゃんは1ヶ月程前に、亡くなった。
買い物から帰っておフロに入って そして召された。
最後のお浄めまで、自分で済ませて旅立ったんだ。
なんて潔い人生だろう。

私が大きな声でコンチハーコンチハーと尋ねて行くと
「おぉ、おねえちゃん」と出迎えてくれた
近所のおじいちゃん。

キュウリ すごく美味しかったです。





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なす子

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