東行庵の軒下で

2001年09月10日(月) タトゥー

北九州は、アジアの玄関口(らしい)
そのせいか、輸入雑貨の店が多い。東南アジア、インド、パキスタン、ネパール、そしてネイティブアメリカ。多国籍雑貨店なのだな。

ネパールのスカートに、中国系インド風ジャケット、アメリカ風の羽細工のトルク。まったく、異国風というより、国籍不明人になってしまう。街頭のキャッチの兄ちゃんから「アーユージャパニーズ?」と怪訝そうに声をかけられるのも無理はない。

そのお店で、ヘンナという薬草を使った、ボディペインティング用のペースト状インクがチューブに入って売られてあった。250円というチープさに、一抹の不安を覚えたものの、私の好奇心は、すでにレジに向かっていた。

家に帰ってすぐに開始!チューブの先に、ちょうど生クリーム搾りのような先細りのクチがついていて、それで、細い線もOK・・ok・・??最初の何センチかは足の上に線を描けたのだが・・でない。チューブの中でインクが固まってしまったのか?
箱の中を見ると、換えのクチが入っていた。今のより、搾り出し口がやや大きめだが、交換してみよう・・と、いままでのクチを取ったとたん、モリモリモリ!でとでとでと!!インクが、ペースト状の紫のインクが、チューブの中から止め処なく湧き出てきたのであった。

チューブの中でなく、先の細いクチの所で固まってしまっていたのだろう。チューブ内の圧力を、私があげてしまったため、行き場の無かったインクは、障害物が取り除かれたとたん、栄光への脱出をはかったとみえる。


当然、手は紫に染まり、足には静脈瘤のような、ヘンナのへんな模様が残ったのであった。時間がたつほど取れにくくなる・・というのは、本当だった。


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