雑記00000イワ¥タク


本の虫


いやはや、すごく久しぶりに書きます。
皆さんはお変わりないでしょうか?

いつのまにか年をまたいで、2007年になりました。お正月はまぁそれなりにのんで、まぁスキー場にいったりして、有意義に過ごしたんですが、原因不明のじんましんにやられて痒くて不眠の日々でした。今日医者に行ってきたからもう大丈夫でしょう。

しかし、まぁ最近の私は「本の虫」とでも言いましょうか、ずいぶん本を読んでいます。しかも、ここ数年は見向きもしなかった「小説」の類をよく読んでいます。

年末から丸一日部屋にこもって本を読んだり、ファミレスで本を読んだり、車の中で本を読んだり、5冊の小説を読みました。今6冊目を読みはじめました。

文字だけで描かれたストーリーは、私の頭の中に多くの想像をうみ、そこから物語の世界を頭の中で創造していく。これはなかなかいいもんです。紙に書かれた文字が生き物になって、独特の世界を生きていく、そんな感じを受けるのです。ここ数年小説なんて読んでなかったし、高校時代はそこまで想像力がなくて、いまいち読めてなかったんだとおもうなぁ。。。

でもおもしろい本は本当におもしろい。頭の中の世界がずいぶんと早く動いて、あっという間に時間がすぎていく感じがする。しかも、自分も思うことがあり、物語に出てくる登場人物たちも思うことがあり・・・

物語を書ける人ってのはすごいと改めて思いました。他人の頭の中に自分の世界観を映し出す。もちろんそれは筆者が思い描いたのとは違うかもしれないし、当然のように十人十色の世界ができるのかも知れないけれど、他人の脳の中に世界を作り出せるのは本当にすばらしい才能なんだと思う。

物語の登場人物は実際は存在しないけど、間違いなく読者の頭の中には存在するわけで、逆に言うと誰も読まなかったら、誰も何も思わなかったら存在できない、そんな存在かもしれない。もしかしたら、登場人物たちは本の中の世界で自我を確立して立派なアイデンティーをもった独立した存在になっていて、誰も知らない、筆者すら知らない物語の続きで生きているのかもしれない。そんなことをふと思ったわけです。

もしかしたら私自信もそんな存在なのかもしれないなぁなんて馬鹿なことを考えてみました。。。

最近読んだものお勧めは森絵都さんの本です。もともと中学生向けの本をよくかいている人で、文章もすごく読みやすいし、ストーリーもイメージしやすいし、何よりも思春期の感覚を少し思い出せる感じがすごくいいです。あと、いしいしんじさんの本もいいです。弟に教えてもらったのですが、とてもいいです。「ぶらんこ乗り」っていう小説を読んだんですが、本当によかった。私には文才がないので、うまく表現することはできませんが、とにかくよかった。物語の終盤では胸にこみ上げてくるものがありました。因みにいま読み出した6冊目の本もいしいしんじさんの本です。

と、まぁそんな感じで本の虫なんです。たまには読書ってのもいいですよ。


2007年01月05日(金)

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