『TROY』を鑑賞。 以下、腐女子モード全開の甚だ偏った感想なので御注意を。
ちらほらと脚本がイマイチだの、ビラピ演じるアキレスの人物像の描き方が半端だと 酷評を聞いていたので、過度の期待を抱かず臨んだのだが、思ってたよりは 悪くなかったかなと。
なんていうか、細かい点を挙げるとイロイロ云いたい事はあるけど、ギリシャ彫刻も かくやと云わんばかりに鍛え抜かれた男達の筋肉美の前では、そんな瑣末な事は どうでもいい。もう、ノープロブレム! すべて許してつかわすってとこでしょうか。(笑) ミニスカート(あれってキトンだったっけ?)から覗く太腿といい、首から肩。あと腕に かけてのラインといい、胸元のやや深めのカットからチラリと覗く胸板の厚みといい、 まっこと美麗な筋肉の乱舞。 特にトロイの悲劇の王位継承者であるヘクトル王子の身体は一見の価値あり ですぜ、奥さん!
このヘクトルがまた出来た兄貴でして、何かと問題を起こす困ったちゃんな弟に呆れ つつも、突き放すことが出来ないお兄ちゃんでしてね。 顔は綺麗で可愛いけどおつむの方は・・・なバリスが、人妻ヘレンを巡って旦那と決闘を するのですが、負けそうになった途端、それまでの威勢の良さは何処へやら、一国の 王子としての体裁も矜持もかなぐり捨てて「兄ちゃん、助けて。ボクまだ死にたく ないよ〜〜〜っ!」と這いずって行って、ヘクトルの足に縋りついて某金融会社のCMに 出てくるわんこのように目で訴えるわけですよ。 そんな究極におバカな弟を全身全霊かけて守ろうとするヘクトルの姿に、やっぱり バカな子ほど可愛いのねん。ホロリと涙。 ま、これは父親のプリアモス王にも云える事ですけどね。(苦笑)
バリスといえば、ヘタレの代名詞のような王子ですが、この人ってば剣の腕はからっきし でヘッピリ腰もいいとこなんだけど、弓を持たせた途端、顔つきや雰囲気がガラリと変わる。 実戦経験の無い頼りなさそうな王子は何処へ行ったのか! ってくらい強気満々な表情に 流石はオーリ。弓を持たせたら右に出るものは無いのねんと笑っちまいました。 『ロード・オブ・ザ・リング』で弓の名手レゴラス役を演じてて良かったね。(^^)
そうそう、これは映画の内容と直接関係ないのだけど、アキレスの台詞で ひとつウケた言葉が。 作中でアキレスがギリシャの王様アガメムノンのことを、これでもか! っていうくらい 貶すシーンがありましてね。 「あいつは強欲なヤツだ」みたいなニュアンスのことを、説得しに来たオデュッセウスに 云うわけですよ。
聡明な方は、もうお分かりですね。 そう、ワタシってば「欲」つまり「GREED」っていう単語にしっかり 反応して一人悦に入ってましたの。(≧▽≦)ノ
クスッ。GREEDだって。グリードだよ。 どうするよ、オイ!!
まったく、つくづくオメデタイ人間だよな。
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