思い立ったが吉日

2004年03月18日(木) 涙、涙の最終回



ついに終っちゃったよ。
木曜日最大のお楽しみ、愛と友情と涙の『白い巨塔』が。
『電パ』はお楽しみじゃないのかとツッコミを入れられそうですが、ここ2週間ばかり土曜日に聴いてるので。
だってそっちの方が通話料が安いんだもん。まあ、安いと云っても80円くらいですけどね。でもその80円が地方在住者にとっては大きな問題なわけでして。
1回につき約80円。月に換算すると約320円。1年で・・・って、もういいですか(苦笑)
なんかケチくさいことをウダウダ云ってますが、諏訪部さんへの愛は変わってませんのであしからず。


なんの話をしてたんだっけ? 
そうだ『白い巨塔』の最終回だよ。
最終回に相応しく見所満載。ツッコミどころも満載。

偽りのカルテとレントゲン写真を用意してまで病状を隠そうとするなんて、五郎ちゃんの台詞じゃないけど大きく成長したね、ポチ@柳原くん。
そんな涙ぐましい隠蔽工作ですが、いくら周囲が病状を隠そうとしても、ガンの専門家である五郎ちゃんを騙せるはずも無く、真実を知る為に真夜中に病院を抜け出して里見先生のもとへ。
告知を躊躇う里見先生に、君なら真実をありのまま話してくれると信じていると云う五郎ちゃん。
医療に対する考え方の相違から何度も衝突してきたけど、やっぱりこの二人って根っ子の部分では分かり合ってたんだよね。なんたって二人は永遠の好敵手=友だから。


自分の死期を悟った五郎ちゃんが財前パパにライターを返すシーンや、最後にゆっくり会わせてやろうと愛人のケイ子を病院に呼ぶ杏子とか。
五郎とケイ子の屋上のシーンも泣いたけど、頼むから早いとこ病室に戻ろうよ。観ているこっちが寒いよ、ケイ子さん! 
と、ケイ子さんの剥き出しの腕を見ながら、このシーン1発OKじゃなかったらたまらんよな〜と、どうでもいいことを考えてのは内緒(笑)
まあ、それはおいといて。財前が病院の屋上でぶっ倒れたあたりからラストにかけて息つく暇も無く、ティッシュ箱片手に母上とテレビにくぎづけでした。
死に逝く弟子を前に何もしてやれない己の無力さに、ひとりベンチで打ちひしがれる東先生と、そんな父親を励ます佐枝子の姿にホロリ。
最後の最後まで自分の保身と大学の対面を守ることに必死だった鵜飼学長に、別の意味でこれまた涙。
それにしてもこのドラマは財前パパや東先生。あと鵜飼学長と、ほんと演技派の俳優さんで脇をしっかり固めてますよね。だからこそ五郎ちゃんや里見先生の存在が光るわけで。


意識が混濁する五郎ちゃんに呼びかける東先生や財前ファミリー。
里見先生の呼びかけに微かに反応する五郎ちゃん。
「やっと内科部長を引き受けてくれたんだな」「里見、里見、クーパーを!」「二人で立派なガンセンターを・・・」等など、うわ言を云う五郎ちゃんと、その手をしっかりと握り締める里見先生の姿に、もう泣きっぱなしですよ。
その後、何を思ったのか財前パパが二人きりにしてあげましょうとか云って、病室から皆を追い出すのですが、こういう時って普通病室に残るのは家族だよね?
なんで里見先生と二人っきりなんですか、財前パパ・・・。

もしかしなくても、これって里見×財前?! それも公認かい!!


ダメよ。なんでもかんでも腐女子フィルターで見たらダメよ。ここは最大の見せ場。製作スタッフが視聴者の涙を期待してる感動の場面なんだから、もっと純粋に観なきゃ番組に対する冒涜よ!!

そんなふうに腐りきった己の脳みそに懸命に言い聞かせたのですが、どうみても○モ、いえBLにしか見えませんでした・・・。
これだから腐女子ってやつは(苦笑)



最後の最後で己の腐女子っぷりをまざまざと見せ付けられた『白い巨塔』でしたが、久しぶりに見ごたえのあるドラマでございました。
この半年間、素敵な萌えをありがとう。←だから違うって!!


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近江まほ [MAIL]

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