四万十、臼杵、国東、仁淀川の旅ダイジェスト - 2015年08月04日(火) ※長くなってしまったため、二日間に分けて書いています。 ウェブ拍手等へのお返事は↓の、前日の日記をご覧下さい。 ここ数ヶ月、バタバタしてた割には、ちゃんと旅はしてました。 5月に四万十、6月に大分、7月に仁淀川(高知県)。 少しずつですが、写真で旅の模様をご紹介します。 ★2015年5月 四万十 相方、相方母と3人で道後温泉と四万十中流域を巡る旅をしてきました。 3人旅なので、ミラツアとはほぼ関係ない旅…と言いつつ、 ちゃっかり「十川(とおかわ)」とか「長生(ながおい)沈下橋」とかをさり気なく盛り込むオレ。 すぐ眼下を四万十川が流れています。 十川と言うと、『終わりを知らない遊戯のように』で、 伊達方との戦の際に負傷した高耶さんが直江に連れられ身を潜めた中学校があった場所です。 (作中では「とがわ」のルビが振ってありましたが、ここ十川(とおかわ)のことかと思われます) 少し離れたところに、モデルであろう「十川中学校」というのがあるのですが、 今回はそこまでは見に行けませんでした。 十川で降りてどうしたのかと言うと、魅力的な道の駅があるので、そこへ行って来ました。 お昼を食べて、買い物して、船に乗って、お茶をしました。 「とおわ」は絶景の道の駅で、カフェでは四万十の雄大な景色を眺めながらお茶を頂くことができます。 モンブランと言っても、スポンジケーキのようなものではなく、シンプルに栗のクリームだけ。 四万十産、丹波産、?産(ああ…もうひとつ、どこ産のだったか忘れてしまった…) の3種類の食べ比べセットになっていて、四万十産のものが一番味が濃かったです。 まあ、自信があるからこそ、食べ比べセットを出しているんでしょうね。 味の差がはっきりわかりますから。 アイスティーの茶葉も四万十産のもの。 この道の駅はとってもおすすめです。 27巻で、念願の鷹の巣奪還を果たした後、 高耶さんはこの川原(推定)で仲間の隊士たちに取り囲まれ、 上杉景虎なのかと問い詰められたのでした。 写真は、鷹の巣山の方を向いて。 ただし、鷹の巣の山頂は手前の山に隠れて見えていないようです。 山の麓を予土線の列車が走っています。 ★2015年6月 大分 27巻で、宇和島決戦を前に、大友の協力を得るべく、直江・嶺次郎・中川が訪れた大分を旅しました。 写真は嶺次郎たちが通された平井家の屋敷。 藩主邸ではなく、家臣の屋敷の方へ通された嶺次郎は劣等感を刺激されたのでした。 飲み物などを注文すると、屋敷内の希望の場所まで持ってきてもらえます。 蒸し暑い梅雨の最中、緑豊かなお庭を眺めながら飲む冷たい抹茶の清涼感は格別です。 二度目の会談の時に嶺次郎が自ら抹茶を点てた…なんていうエピソードもありましたねぇ。 作中にも元々は城全体が島だったと書かれていましたが、確かにそんな風情です。 いかにも要塞といった感じ。 嶺次郎は清正に案内されて、このレプリカを見に来ていました。 宇和島決戦の行方を左右するように書かれていた割には随分と小ぶりです。 もっとも、彼らの国崩しは“霊大砲”とのことなので、威力はまた違うのでしょう。 ここから見える海と、美しい朝焼けに、赤鯨衆と名乗り始めた頃のことを思い出したのでした。 海は、埋め立て地の向こうに、少しだけ見えます。 ぽってりとした島影は、津久見島。 嶺次郎たちが臼杵入りしている間、兵頭率いる室戸水軍は、この津久見島付近に停泊していたようです。 臼杵は、泊まった旅館が良かったというのもありますが、とにかく食べ物が美味しかったです。 城下町には古くからの味噌蔵や醤油蔵があって、お味噌汁やお醤油、ポン酢が良い味でした。 もちろん魚も豊富で新鮮。 有名な国宝の石仏群も観に行きましたが、 それ抜きにも臼杵は充分に魅力的な街だと感じました。 昼食を、別府の地獄蒸し工房というところで食べました。 持ち込みOKなので、地元のスーパーで食材を買い込み、温泉の蒸気で蒸して頂いたのですが、 温泉成分のためか、ほんのり塩味が聞いていて、卵は何もつけなくても美味しかったですし、 さつまいもは冷めてもしっとり柔らかなままでした。とても甘いし。 直江が今回の交渉の根回しのために、道雪と事前に逢った場所が、国東にある文殊仙寺でした。 国東半島は、電車は通っていないし、バスも本数が少ないため、スケジューリングに苦心しました。 結局、片道はタクシーを利用。 写真は文殊仙寺の長い石段。みっしりと苔むしています。 道雪もわざわざこんな山奥のお寺を指名するなんて…。 まあ、とても素敵なお寺だったので嬉しいですが。 直江はこの奥の院の舞台のようになっている廊下で道雪を待っていたのでした。 なるほど、画になる再会シーンです。 作中の記述通り、奥の院のすぐ裏は岩山になっています。 夜更けに、月でも出ていれば、雰囲気満点ですね。怖いくらいかもしれません。 国東は、なんとなく最果て感があり、どことなくエキゾチックな不思議な土地でした。 正体は所謂「奈良漬け」なのですが、 ケベス祭が行われる頃に食べ頃を迎えるので、そう名づけられたのだとか。 裏側は酒粕が少しついたままになっていて、とても美味しかったです。 もちろん、あの人のことを思い出しながら食べました。 ★2015年7月 高知県 いの町・仁淀川町 高知県にも地方創生交付金によって発売された「高知家プレミアム旅行券」というのがありまして。 興味のある方はこちらをクリック→高知家プレミアム旅行券 それを利用してサクッとまた高知に行ってきました。 今回は相方の希望で仁淀川流域を巡るという企画です。 ミラツアとは関係ありませんが、涼しげな写真をいくつかご紹介します。 まだ梅雨明け前でしたので、ずっと曇りor雨という天気でしたが、 梅雨ならではのしっとりとした風景も悪くないです。 泊まった翌朝には、山霧&川霧が発生して、幻想的な風景を見ることができました。 安居渓谷というのは、厳密に言うと、仁淀川流域ではなく、 仁淀川の支流のひとつである「安居川」の流域になります。 しかし、よくパンフレット等で「仁淀ブルー」という言葉とともに使われている青く澄んだ水中写真は、 本流の仁淀川ではなく、実はこの安居川で撮られたものだったりします。 写真は、バスで通った国道439号。 テレ東・土曜スペシャルの「知られざる酷道の旅」でも取り上げられたほど険しい山越えもある道ですが、 実はこの道って、23巻で裂命星輸送ルートとして高耶さんが推した道なんです。 山道のため攻撃を受けやすいとのことで、結局他のルートが選ばれましたが、 高耶さんとしては、鬼八の毒害を恐れ、市街地を避けたかったようですね。 一部分しか通っていませんが、確かに、439号はかなりの山道でした。 安居川のすぐ傍に建てられていて、自然を満喫できる立地です。 この宿、仁淀川町が所有していて、有志者に経営を任せるというスタイルで運営しているようですが、 経営者が変わったばかりのようで、皆さん親切なのですが、不足部分も多々あり…^ ^; 今回はずっと雨に降られてしまったので、落ち着いた頃にまた訪れてみたいです。 お部屋に半纏が置いてあったのですが、7月に半纏? しまい忘れ? と思ったら、 渓流沿いのせいか、日が暮れると、とても寒いんです。 夕方からエアコン(暖房)を入れました。7月に暖房なんて、初めての経験です。 写真は、安居川に架かる沈下橋を渡っているところ。 沈下橋って、本当に沈下するんですね(笑)。 水位は膝下ですが、結構勢いが激しくて、気を抜くと足を持っていかれそうです。 行き帰り問題なく渡れましたが、後から雨が激しくなってきたので、 宿の支配人のお兄さんに、少し遅かったら渡れなかったでしょうと言われました。 ここは自動車道からも離れた、完全なる森の世界です。 水もとてもきれいで、本当にそこに水が流れているのか疑いたくなる透明度です。 梅雨時だったため、水量が多く迫力満点。 カメラを向けるとすぐにレンズに水飛沫がかかるので、撮るのが大変でした。 動画もいくつか撮ったんですが、そっちには、アメゴらしき魚影も映っていました。 さすがの透明度だと思いますが、宿の人が言うには雨が降っていたので「だいぶ濁っている」のだそう。 今回は水はグリーンに見えましたが、気象状況などにより「仁淀ブルー」が見られるそうです。 と、こんなところでしょうか。 四万十と大分に関しては、後日、ツアーレポートとしてまとめる予定です。 ミラージュ昭和編の方も、早くも第5弾が発売されましたね。 「むげん丸」のお話は、前後編でしたが、個人的には前中後編くらいにして欲しかったかな。 話が面白く膨らんできたと思ったら、あっという間に収束してしまったので。 桑原先生にはもっとじっくり書いて欲しいな…。お忙しそうですが。 でも、三角関係は着実に進行しつつありますし、これからが楽しみ。 直江はますます可哀想なことになっていくんだろうな。 そして、今秋も昭和編の舞台化が決定した模様で。 できれば観に行きたいけど…どうなるかな。まだ未定。 これで調子づいてきたら、過去の(つうか未来の?) 本編とかもどこかピックアップして、舞台にしてくれたらな〜なんて思ってます。 次のアップは、瑠璃燕ツアーのレポートになります。 秋の舞台も瑠璃燕になるとのことですので、グッドタイミングですね。 ...
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