16ヶ所のダンチズム - 2001年07月29日(日) 何を隠そう(隠してはいないが…)遊丸は現在、団地に棲んでいる。 日本全国、団地の様相とは普遍的なもの。 おんなじ様な形の棟が幾つも幾つも並んでいて、管理組合なるモノが存在し、世話好き&下ネタ好きのオバちゃんがのさばっている、あの団地だ。 そして、年3回ほど階段掃除というビッグイベントが行われる、あの団地だ。 今日はその宿命的な日だった。 何が楽しくて日曜の朝9時から…? という、どう考えても腑に落ちない疑問を腹の底にねじ伏せ、寝てない体に鞭打って、遊丸もドアの外へ出る。(基本的には良い子なのだ。) 階段の方は既に他の人たちが手をつけ始めていたので、遊丸はウチの下に住んでいるI女史(単なるオバアちゃん)に引っ張られ、一緒に芝生の雑草取りをすることになった。 へへっ、無機質な階段を相手にデッキブラシをシャコシャコしているよりか、外の緑相手にしてた方が気持ち良いや…らっきぃ〜♪ なんて思った遊丸は、甘かった。 階段の入口とは反対側の方にある、人のめったに寄り付かない芝生には、変な豆科(?)の幼木があちこち生えていて、それを全部抜けときた…。 しかも、トゲトゲがいっぱいで、かなり健やかにご成長。 I女史:「良かったぁ、アタシじゃ抜けないのよ〜」 遊丸:「あはっ、そうですよね〜。これじゃ大変ですよねぇ…」 何気無く、大きいヤツに手を掛けた。…って、おいらにも抜けねぇっつの!! それに、I女史、自分はちゃっかり軍手してるし。 その視線に気づいたか、 I女史:「あら、あなた。軍手しなきゃダメじゃない? アタシ持って来てあげるわ」 「すみませ〜ん♪」と言いながら、I女史に取りに行かせる遊丸。 自分ちにもあるんだけどね。折角のご好意じゃん? んでもって、一人になると、一番小さいヤツから手に掛ける。 サボるほど、不良ではないのだ。(相手はお婆ちゃんだしさ…) …とその時、この崇高な肉体労働の邪魔をする者が現れおった。 うぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん ぶんぶんぶん、ぶぶっ、ぶぶっ、ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ ニッポンの夏に欠かすべからざる存在。それは、蚊。 そうか、此処はこやつらの天地か…(泣)。 刃向かう術も無く、意のままに攻め立てられる遊丸…(何か違)。 きあぁぁぁぁぁぁぁ。 十六。 さっき数えたら、16ヶ所、害を被っていた。 痒み止め効かねぇし(哭)。 余談。 清掃が終わった後、2アワーズも立ちっぱなしで理事会話に付き合った人の良い遊丸は、部屋へ戻るなり、バタッと布団に突っ伏したそうな。 それでもまだ、ダンチ住ム?(←『消えろ!!』by殺様&毒爪の餌食…) 許せ。 ...
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