私という人間
DiaryINDEX


2002年08月19日(月) 約束

消えてしまう事が前提ならば
 始めから何も知りたくは無かったと嘆くのだろう

愛し続けると誓ったのならば
 裏切られたと手首に刃物をあてがうのだろう

ずっと側に居ると言う約束でさえも守り通せはしない
 いつかは消えてしまう魂 
   いつかは消え果ててしまう塊

ただ先に消えるか 後に消えるか
 そんな事で終わってしまう人の心の声

私は信じていた 素直って言葉も知らなかった頃
 私は信じていた ずっと側にいるものだと

いつの日か消え去った 愛や記憶
いつの日か闇へ葬った 言葉や心

誰かを愛し続ける事を出来ると心から信じてたあの日
私の目の前で冷たい体をさらけ出す ただの塊

綺麗に引かれた口紅や 白浮きしたファンデーション
それさえも化粧をしない あなたを化けさせて
私の目の前に知らぬ女性の顔が有った

額にある 白い布
真っ赤な口紅
瞑ったまま開かない目
笑ったかの様に思える口端
白黒の写真は歳を重ねる事を知らない

私がこんなに大きく 無様な生き物になった事も
あなたが知っているのかさえ解らずに
私はただ今日の不満と明日への絶望を唱える

あなたとの約束はまだ果たされはしない
あなたが居ない今日は あなたとの約束は
空中でブラリと私を見離す



My追加