おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
「オレはいつか社長になるのだ!」
目を輝かせながらそう言い切る若者がいた。 ワシにはそういう感覚がよくわからない。 ある程度以上の規模の会社組織で社長を目指すとなれば、なかなかエネルギーがいる。さて、何年後か何十年後か、めでたく社長就任したとして、それって、会社内のことですよね。周りからは尊敬されたり一目置かれる存在になることは間違いないでしょうが、それが、わざわざ肉体をつけてこの世に生まれてきた目的なのだろうか、と思ってしまうのだ。 自らの責任において何をしてもいいと思うけれど、多分、この世ですることはすべて手段であって、目的は別のところにあるのではないか。人間は誰でも死ぬ。どんなに金持ちになっても、地位・名誉を得たとしても、それが目的ではなんだかむなしい。要するに、私は永遠に通ずる何かを求めていたのだと思う。社長になるのも手段としてならわかる。 仕事は自分を生かすために必要だ。自分に合ったもの、やりたいことが見つかって、それを仕事に出来るのが理想的だが、人生、仕事さえしていればいいのだろうか? 繰り返すけれど、それが目的とは思えない。 永遠に通ずる何か。 その道を歩んでいくのが目的だと思うのであります。
おおみち礼治
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