おおみち礼治のてくてく日記
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2008年06月13日(金) アキハバラ

 結局、みんな他人のことばかり話している。
 出てくる意見なり感想は、その人の中にあるフィルターに過ぎぬ。

 隙だらけの自分でボンヤリ街を歩いていたら、突然となりの人がナイフで刺してくるかもしれない。そういう時代なのだから、常に気を付けなくてはならないのに、加害者への憤りや被害者への悲しみを言うばかりで、自分を中心とした理解がなかったら意味がない。他人事にしてはいけない。それでは進歩がない。

 自分事にするには、例えば、ファーストエイドセットを持ち歩くようにしよう、などすれば、万が一、そのような現場に遭遇したとき提供できるし、自分の命を守ることにもつながる。この事件を意味あるものとするには、自分はどうすればいいのか理解することだ。

 ひとりでは大きなことは何もできないけれど、せめて、自分のことはしっかりしたい。みんながそうすれば、全体として大きく変わることになる。他人のことを言い続けている以上、なにも変わらない。


おおみち礼治 |MAIL

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