おおみち礼治のてくてく日記
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2007年02月08日(木) 柳沢問題

 女性で、「女性は産む機械」発言を、実際の発言の文脈がどうとか理屈がどうのとは、まったく関係なく、とにかく不愉快なのよっ、と思う人がいることは分かった。
 その不愉快さは、男の私にはよく分からない。

 本人が、言った直後に失言に気がついて、すぐに謝り、その後も謝り続けているのだから、もういいじゃん、と思うのだが、そうではない人もいるのは確かだ。

 そういう人について、とやかく言う気持ちはないのだが、自分で何も調べずにマスコミの要約だけを信じる人以外の、多少は調べて意見を述べる男性のほとんどは、テレビで柳沢氏を攻撃し続ける野党や女性たちに辟易しているといって差し支えないと思う。

 正直、吐き気さえする。

 確かに失言だったが、文脈からして、そんなことを言いたかったわけではないことくらい分かるはず。しかし、相手が何を言いたかったのかまったく理解しようとせず、ひとつの言葉だけ見て勝手に不愉快な気持ちを増幅させ、相手を攻撃しまくる態度は、気持ち悪いとしか言いようがない。

 というか、柳沢氏がどうのではなく、それを攻撃する人自身が「相手が何を言いたかったことかまったく理解しようとせず、ひとつの言葉だけ見て勝手に不愉快な気持ちを増幅させ、相手を攻撃しまくる」という、なかなかたまらん精神性の持ち主なのね、と分かってしまったわけだ。

 野党については立場でしかものを言えないのでは話にならない。
 与党を攻撃すればいいというものではない。ひとりくらい、擁護するというのではなく、中心の話を出来る人はいないのか、と思う。


おおみち礼治 |MAIL

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